高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

記事内容

「高いカメラの方が綺麗な画質で写真を撮れる」と思っている方も多いかと思います。しかし、高いカメラも安いカメラも、撮れる写真の画質は基本的には同じです。

それはなぜなのか?一体、カメラの価格差で何が変わるのか?

この記事ではそういった疑問に答える内容となっています。

目次 ▽△

高いカメラと安いカメラで撮れる写真の画質は同じ?

画質決めるのは価格ではない

いきなりですが、この2台のカメラ。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

左のカメラがなんと50万円以上、一方で右のカメラが12万円ほどです。4倍以上の価格差があります。

さぞ、50万超えのカメラの方が良い写りをすると思うかもしれませんが、実は撮れる写真の画質はほぼ同じです。

それぞれのカメラで撮影した写真を見比べても、どっちのカメラで撮影されたのか言い当てられる人は、ほぼ居ないのではないでしょうか。それくらい同じです。

つまり、カメラの値段が高ければ、必ずしも写真の画質が良くなる訳ではないと言うことです。

 

では、画質の良し悪しを決めるものは何なのでしょうか?

センサーサイズ

まず、最も画質の差に関係するのがセンサーサイズです。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

センサーは光を受けて画像データを作る部分。人の目でいう網膜、昔のカメラでいうフィルムみたいなものです。

そして、センサーの大きさはカメラ機種によって様々です。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

これがセンサーサイズを比較した図です。例えば、iphoneなどは1/2.3型のセンサーを搭載しています。この中では小型のセンサーサイズですね。

一眼レフカメラやミラーレスカメラの場合では、「フルサイズ」、「APS-C」、「フォーサーズ」と言うセンサーサイズが主流です。

そして、センサーのサイズが大きいほど画質が良くなります。繊細感、色のグラデーションの豊かさ、明暗の滑らかさ、暗い場所での強さなど色々と違ってきます。

なので、この中では最も大きいフルサイズが、基本的には画質が良いです(差は微々たるものかもしれませんが)。詳しくは下のリンクを見てくださ。

フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズとは?センサーサイズの違いによるメリット・デメリットを知り機材を買おう。

最初の50万越えのカメラと12万円のカメラは、両方ともフルサイズのセンサーを搭載しています。同じセンサーサイズ。なので、撮れる写真の画質は変わらないというわけです。

と言うことで、同じセンサーサイズなら価格に関係なく、撮れる写真の画質は同じです。

機種の新しさ

それから機種の新しさも画質に関係しています。

一眼レフカメラやミラーレスカメラは電子機器です。新しい方が最新技術が使われているので、画質も向上しています。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

ニコンにはD7500とD7000というカメラがあります。D7500は2017年発売の最新機種、一方でD7000は2010年発売の3世代前のカメラです。

そうすると、両機ともAPS-Cという同じセンサーサイズにも関わらず、やはり最新のD7500の方が画質が良いです。明暗の激しい場所や、薄暗い場所など、カメラが苦手とするシーンになると画質の差が顕著になってきます。

ちょっとまとめ

まず、センサーが大きい方が画質が良いです。さらに、同じセンサーサイズの場合は、新しいカメラの方が画質は良くなります。

なので、高価なカメラだから画質が良いとは単純には言えません。

ただし、センサーの大きなカメラの方が、また最新のカメラの方が、価格は高くなる傾向にあるので、「高いカメラの方が画質が良い」というのは必ずしも間違っている訳ではありません。

とは言うものの、忘れてはならないのが「画質を決めるのは価格ではなく、センサーサイズと世代」と言うことです。

ちなみに、最新のセンサーサイズの小さなカメラと、ちょっと古いセンサーサイズの大きなカメラなら、後者の方が画質はずっと良いことが殆どです。それくらいセンサーサイズは画質に影響を与えています。

 

では、同じ画質なのにカメラの価格が、こんなにも違っているのは、何故なのでしょうか?

高いカメラと安いカメラでは何が違うのか?

操作性

まず、高いカメラは操作性が良い傾向にあります。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

左がEOS 7D Mark IIという高いカメラ、右がEOS Kiss X7という比較的安いカメラです。両機ともAPS-Cのセンサーなので、画質の点ではほぼ同じですが、ボタンや液晶などが全然違います。

EOS 7D Mark IIはボタンやダイヤル多く、また設定を確認できる液晶画面があります。これにより素早い操作が可能になり、シャッターチャンスを逃しにくいです。一方で、EOD Kiss X7はボタンが少なくシンプルです。

もちろん、初心者はボタンが少なく単純な操作性の方が良いという意見もありますが、やはり慣れると圧倒的に使いやすいのはEOS 7D Mark IIなどボタンの多い方です。

先ほどの50万越えのカメラはこのような感じです。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

縦方向にも横方向にも持ちやすくなり、ボタンもかなり多いです。これで撮影しながらシーンに応じて設定を変えられるわけです。

速さへの強さ

次に、価格の高いカメラの方が、連写性能やAFの追従性能が高くなっています。

安価なカメラだと3~5コマ秒くらいの連写性能ですが、高価なカメラだと12~15コマ秒などという高速連写が可能となっています。それだけ一瞬のチャンスを捉えやすくなっています。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

また、AF(オートフォーカス)の性能も高く、特に動くものへの追従性能が高くなっています。安価なカメラだと撮れないような動きの速いものでも、高いカメラなら難なく撮れてしまったり。

このように、高価なカメラは速さに強くなっています。

悪条件への耐性

あと、高いカメラは頑丈です。

高価な上位モデルは、防塵防滴性能と言い、部品の繋ぎ目などにシーリングを施してあります。これにより埃や水の侵入を防ぎます。また、マグネシウム合金など金属が使われていることが多く、ボディの剛性が高いです。

高いカメラと安いカメラの差は何?撮れる写真の画質は同じだよ。

なので、厳しい環境下でも壊れる心配をせずに撮影できるわけです。

安価な下位モデルは、防塵防滴性能はないことが多いです。また、ボディもプラスチックであることが多く、剛性に気がかりではあります。ちょっと気を使って使う感じになります。

というように、高価なカメラは悪条件への耐性が高いです。

   

以上、高価なカメラは画質の点ではなく、操作性、速度への強さ、ボディの堅牢性などの点で優れています。なので、もしそれらの性能が不要なら無理して高いカメラを買う必要はありません。

まとめ

  • 写真の画質はセンサーサイズ、世代で決まる
  • 高いカメラは操作性が良い
  • 高いカメラは速度に対して強い
  • 高いカメラはボディがより堅牢
  • 自分の必要な性能のカメラを選ぼう

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