
Sony(ソニー)の一眼レフカメラまとめ。
この記事ではFUJIFILM(富士フィルム)の現行ミラーレスカメラについて、それぞれの特徴を簡単にまとめています。
FUJIFILM(富士フィルム)のミラーレスカメラは個性豊かなカメラがラインナップされています。それぞれの違いを知った上で、自分に合ったものを選びましょう。
目次 ▽△
FUJIFILM(富士フィルム)はもともとフィルムメーカでしたが、いち早くデジタルカメラへ取り組んでおり、今ではAPS-Cのミラーレスカメラと高級コンデジで「Xシリーズ」を展開しています。そして、Xシリーズは「Xマウント」を採用しています。
富士フィルムの主力はAPS-Cのミラーレスカメラです。特徴としてはフィルムカメラを思わせるようなクラシカルでおしゃれなデザイン。使い心地も一般的なデジタルカメラとは違い、メカっぽい雰囲気が残されています。ちなみに、フルサイズのラインナップはありません。
そして、元フィルムメーカーだけあって、色へのこだわりが強いです。色彩表現に強く、血色の良い肌色や、鮮やかな青や緑は富士フィルムにしか出せないと言われ評価が高いです。
また、富士フィルムには中判カメラのシリーズもあります。それがGFXシステムです。中判カメラとはフルサイズ以上にセンサーの大きいカメラ。高性能ですが非常に高価で、カメラ1台50万円以上します。
なので、ここではご紹介しません。XシリーズのAPS-Cのミラーレスカメラについてのみまとめたいと思います。
まず、FUJIFILM(富士フィルム)のAPS-Cミラーレスカメラには、このような機種があります(現在HPで現行モデルとされているもの)。
それでは、それぞれ個別に見てみましょう。
XシリーズのフラグシップモデルであるX-H1。
大きな特徴としてはXシリーズで初めてボディ内に手ブレ補正機構を搭載していることです。特にフジの単焦点レンズには手ぶれ補正が搭載されていません。そのようなレンズでも最大5.5段分の手ぶれ補正を効かすことが可能です。
モニターは3方向チルト可動でタッチパネル式になっています。自由度が高く直感的な操作が可能です。
そして、厚みのあるマグネシウム合金によるボディは非常に堅牢で、小型・軽量でありながら高精度かつ衝撃や捻りなどの変形に強いです。そして、当然ならが防塵防滴。ある程度ボディの大きさもあるのでグリップしやすいかと思います。また、この機種のみ右肩にはサブディスプレイがあり、設定の視野性が高いです。
ちなみに、フジのカメラ全般に言えることですが、バッテリーの持ちがイマイチで課題が多いらしいですね。
X-H1の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2430万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8コマ/秒 |
AFポイント | 91点(最大325点) |
ボディ内手ブレ補正 | 光学式5軸手ブレ補正 |
動画 | 4K/30P・C4K/24P・フルHD |
ファインダー | EVF(約369万ドット0.5型有機ELファインダー) |
モニター | 3方向チルト式タッチパネル約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約673g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-Pro3はX-Pro2の新モデルとして2019年に発売されました。大きな特徴はX-Pro2と同様にファインダーが通常のEVF(電子ビューファインダー)ではなく、「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」というものが搭載されていることです。
アドバンストハイブリッドマルチビューファインダーはOVF(光学ファインファー)とEVF(電子ビューファインダー)を切り替えられる機能です。OVF上にEVFを小窓化して同時表示することもできます。遊び心と機能性を兼ね備えたファインダーです。
連写は約20コマ/秒で高速。ボディは防塵防滴でミラーレスカメラで初のチタンフレームというこだわりの仕様となっている。また、モニターが完全に開ききらない仕様で、ファインダーを覗いて撮影する楽しさを追求した粋なカメラとなっています。
X-Pro3の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 約2610万画素 |
画像エンジン | X-Processor 4 |
連写速度 | 約11コマ/秒 |
AFポイント | 117点(最大425点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・C4K/30P・フルHD |
ファインダー | アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー |
モニター | 約162万ドット3.0型液晶モニタータッチパネル対応 |
重さ | 約497g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-Pro2はPro3の前モデルです。Pro3と同様に「アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー」というものが搭載されています。
連写は約8.0コマ/秒なので他の機種と比較するとそこまで速くはありません。ボディは防塵防滴ですが、モニターはチルト可動不可、タッチパネル非対応となっています。デザインはおしゃれですね。
X-Pro2の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2430万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8.0コマ/秒 |
AFポイント | 91点(最大325点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | アドバンストハイブリッドマルチビューファインダー |
モニター | 約162万ドット3.0型液晶モニター稼働式不可・タッチ不可 |
重さ | 約495g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi |
X-T4はフジの上位機というポジションです。単純にスペック的に見ればフラグシップ機のX-H1を凌ぎます。しかも、X-H1と同様に手ぶれ補正を搭載している。
センサーは約2610万画素でXシリーズの中では最も高画素です。そして、裏面照射センサーになっているので高感度耐性があり、ISO感度を高くしてもノイズが抑えられます。
また、最速20コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写で一瞬のシャッターチャンスも逃しません(クロップなら最速30コマ/秒)。AFの追従性能が改善され、低輝度環境にも強化されています。画面全体を動き回る激しいスポーツなどでも正確なフォーカシングが可能、顔AFや瞳AFでもしっかり追従します。
フィルムフィルムシミュレーションに「クラシックネガ」と、新しいフィルムシミュレーションである「エテルナブリーチバイパス」が搭載されているのも良いですね。
モニターはバリアングル式でタッチパネル式になっています。もちろん、防塵・防滴・耐低温構造です。
X-T4の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 約2610万画素 |
画像エンジン | X-Processor 4 |
連写速度 | 約15コマ/秒 |
AFポイント | 117点(最大425点) |
ボディ内手ブレ補正 | ○ |
動画 | 4K/60P・フルHD |
ファインダー | EVF(約369万ドット0.5型有機ELファインダー) |
モニター | バリアングル式タッチパネル約162万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約607g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-T3はT4の旧モデルになります。旧モデルですがスペック的にはT-4と同様に、フラグシップ機のX-H1を凌ぎます。ただし、手ぶれ補正は搭載してません。
センサーは裏面照射センサーで約2610万画素。また、電子シャッターならT-4と同様に最速20コマ/秒(クロップなら最速30コマ/秒)です。顔AFや瞳AFも可能。
動画にも強く4K/60P 10bitでの撮影も可能です。10bitで撮影できるのは他にはパナソニックの一部機種のみです。色再現性・階調性に優れた動画を撮影可能です。これもトップクラスの性能かと思います。レンズにシネマレンズもラインナップにあるくらいです。
モニターはX-H1同様に3方向チルト可動でタッチパネル式になっています。ボディも防塵・防滴・耐低温構造。
X-T3の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2610万画素 |
画像エンジン | X-Processor 4 |
連写速度 | 約11コマ/秒 |
AFポイント | 117点(最大425点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/60P・フルHD |
ファインダー | EVF(約369万ドット0.5型有機ELファインダー) |
モニター | 3方向チルト式タッチパネル約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約539g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-T2はX-T3の前モデルになります。画素数は約2430万画素でT3のように裏面照射型ではありません。また、約14コマ/秒、T3のように約20コマ/秒ではありませんがそれでも早いですね。
AFの追従性能などもT3には及びません。また、モニターは3方向チルトですがタッチパネル非対応、EVFもドット数がやや落ちます。
T3の方が全体的に性能を底上げしている印象です。
X-T2の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2430万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8コマ/秒 |
AFポイント | 91点(最大325点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.5型有機ELファインダー) |
モニター | 3方向チルト式・タッチパネル非対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約507g | 防塵防滴 | ○ |
通信 | WiFi |
FUJIFILM X-T30はミドルクラス相当のカメラです。
T3と同様に約2610万画素の裏面照射型センサーを搭載しています。高感度でもノイズが比較的少ないです。連写も約20コマ/秒の高速連写が可能となっています(クロップなら約30コマ/秒)。
このように上位機のT3に迫る性能となっています。しかし、やはりミドルクラス機なので劣る部分もある。
まず、ボディが防塵防滴ではありません。なので、フィールドで使う際にはちょっと気を使うかもしれませんね。それからEVFの約236万ドット0.39型でちょっと画素数と大きさが落ちます(T3は約369万ドット0.5型)。
また、モニターは3軸方向ではなく2軸方向のチルト式です。縦構図ではやや不便かもしれません。ボタンも少なく操作性がやや落ちます。SDカードのスロットはシングルになります。
さらに細かなマニアックなことを言うと、電子先幕シャッターが搭載されていなかったり、シャッター速度が1/4000秒までだったりします。あとバッファがRAW18コマ(T3はRAW42コマ)で、連写で息切れしやすいです。そこまで困ることではありませんが。
しかしながら、基本性能はT3並で約383gと小型軽量、価格も抑えられているのは非常に魅力的です。
X-T30の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2610万画素 |
画像エンジン | X-Processor 4 |
連写速度 | 約8コマ/秒 |
AFポイント | 117点(最大425点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・C4K/30P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.39型有機ELファインダー) |
モニター | チルト式・タッチパネル対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約383g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
T-20はT-30の前モデルになります。
T30では約2610万画素の裏面照射型センサーを搭載していますが、T20は約2430万画素で裏面照射型ではありません。
また、連写も約14コマ/秒とちょっと控えめになりました。AFの追従性能なでもT30よりはちょっと落ちます。
価格はT30よりもさらに安価になるので、狙い目のカメラかもしれませんね。
X-T20の基本スペック | |
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有効画素数 | 約2430万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8コマ/秒 |
AFポイント | 91点(最大325点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.39型有機ELファインダー) |
モニター | チルト式・タッチパネル対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約383g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi |
X-T200はエントリークラスのカメラで、T100の新モデルです。
連写は約8.0コマ/秒と上位モデルには及びませんが、旧モデルからは進化しています。また、AFについても高精度の顔・瞳AFが使用可能。
そして、重さが約370gで非常に軽量なのも良いですね。
X-T100の基本スペック | |
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有効画素数 | 2424万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8.0コマ/秒 |
AFポイント | 不明 |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.39型有機ELファインダー) |
モニター | バリアングル式・タッチパネル対応約276万ドット3.5型液晶モニター |
重さ | 約370g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-T100はエントリークラスのカメラとなります。T200の前モデルです。
連写も約6.0コマ/秒と大人しめです。また、AFもあまり速くなかったり、操作のレスポンスも良くないと厳しいレビューがチラホラあります。
また、露出制御、WBなどもイマイチとの評価も多いです。安価なカメラですし、スペック的には悪くありませんが、フジにしては珍しくあまり良くない評価が目立ちます。
X-T100の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 2424万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約6.0コマ/秒 |
AFポイント | 91点 |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/15P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.39型有機ELファインダー) |
モニター | 3方向チルト式・タッチパネル対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約448g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-E3はシリーズの中で最小最軽量モデルになります。重さは約337g。軽い単焦点レンズと組み合わせは最強ですね。デザイン的にもおしゃれです。
また、軽量ボディながら約2430万画素のローパスレスセンサーに、約14コマ/秒の連写、測距点91点(最大325点)のAFなど、充実した機能性も兼ね備えています。
もちろん、画作りもフジの素晴らしい発色です。旅行での撮影やスナップ写真なで重宝しそうなカメラでねす。
X-E3の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 約2430万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約8コマ/秒 |
AFポイント | 91点(最大325点) |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | EVF(約236万ドット0.39型有機ELファインダー) |
モニター | 稼働不可・タッチパネル対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約337g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-A7はエントリークラスの小型シリーズ。大きな特徴としては電子ビューファインダーがありません。モニターだけを見て撮影するスタイルです。モニターは前モデルであるX-A5よりも大型化高画素化しており、バリングルになっています。
電子ビューファインダーがないのは人によって好みが別れますね。
X-A7の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 2424万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約6.0コマ/秒 |
AFポイント | 不明 |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/30P・フルHD |
ファインダー | × |
モニター | バリアングル式タッチパネル対応約276万ドット3.5型液晶モニター |
重さ | 約320g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
X-A5はX-A7の前モデルになり、電子ビューファインダーが非搭載です。モニターだけを見て撮影するスタイルになります。
X-A7よりも若干スペック的に劣りますが差は小さいですね。モニターの違い、連写性能、動画性能が少し違います。
ちなみに、X-A5は4K連写という機能を搭載しています。これは4Kで撮影した動画(1秒15コマ)から好きな1コマを写真として取出せる機能となります。普通の写真よりが画素数が落ちますが、動画感覚で写真が撮れるのでシャッターチャンスを逃しにくいです。
X-A5の基本スペック | |
---|---|
有効画素数 | 2424万画素 |
画像エンジン | X-Processor Pro |
連写速度 | 約6.0コマ/秒 |
AFポイント | 91点 |
ボディ内手ブレ補正 | × |
動画 | 4K/15P・フルHD |
ファインダー | × |
モニター | チルト式タッチパネル対応約104万ドット3.0型液晶モニター |
重さ | 約361g | 防塵防滴 | × |
通信 | WiFi・Bluetooth |
以上、富士フィルムのカメラまとめでした。
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