
Canon(キヤノン)の一眼レフカメラまとめ。
この記事では三脚をオススメする理由について書いています。なぜ、三脚が良いのか、初めの頃はあまり分からないかも知れません。
私も最初は三脚の良さが分からず、むしろ嫌いでした。邪魔だし設置も面倒だからです。ただ、今では無くてはならないものです。また、三脚を本格的に使い始めてから、写真がぐっと良くなったように思います。
この記事を読んで少しでも三脚に興味を持ったら、試しに1本買ってみると良いです。
目次 ▽△
まず、三脚があると写真で出来る表現の幅が段違いに広がります。
そして、表現できる幅が広がると、撮影もより楽しくなります。
いくつかその例を見てみましょう。
シャッタースピードを遅めて撮影すると、波、川、滝などの水の流れを表現することができます。
上の写真はシャッタースピードが1秒前後ですが、手持ちでは不可能です。三脚があってそこの写真。川や滝なども2,3秒のシャッタースピードがあれば、流れを表現できます。
夏は川や滝の撮影が楽しくなります。
さらに数十秒から1,2分程度のシャッタースピードにすると、海や湖などの水面をスムーズにできる。
人の肉眼では見られない世界を表現できるので、とても幻想的な写真になります。これも三脚がないと撮影できません。ちなみに、こうした撮影にはNDフィルターが必要にあります。
流れを表現できるのは水だけではありません。濃いNDフィルターを使い、シャッタースピードを数分程度に長くすることで雲も流せます。
流れる雲は迫力がありますね。
夜景も綺麗に撮影できます。手持ちだとブレるのでISO感度を上げたり、絞れなかったりしますが、三脚があればそんなことは関係ありません。
ISO感度によりノイズを減らせるし、絞ることでウニウニとした美しい光条を出すことも可能です。より綺麗な夜景写真になります。
カメラを趣味にしていると一度は撮影してみたい星の軌跡。比較明合成という方法で数十枚から数百枚の画像を重ねることで撮影できます。
実際に自分で撮影に成功できたときは本当に嬉しいです。これも三脚がないと撮影できません。
天の川も自分で撮影すると感動します。
カメラのISO感度を上げ、シャッタースピードを2,30秒程度にすると、肉眼では見えないような淡い光さえも捉えることが出来るようになります。なので、三脚があれば、はるか遠くにある星々や星雲の光も撮影可能です。
以上のように、三脚で表現の幅はぐっと広がります。また、上は数例にすぎませんが、三脚があればアイディア次第で、さらに様々な表現が可能となります。車のヘッドライトの軌跡とか、あえて人をぶらしてみたりとか・・・。
また、三脚は表現の幅を増やすのみならず、写真のクオリティも上げてくれます。
朝夕の撮影だと光が淡く、どうしても微妙に手ブレしてしまうことがあります。また、手ブレしないようにISO感度を上げるとノイズが出てしまいますね。
一方で、三脚があれば低感度でも手ブレは一切しないので、キリッとした解像感のある写真に仕上げられます。
また、一眼レフカメラだとミラーアップ撮影にも優位になり、さらにブレを抑えられます。
水平垂直を正確に出したり、微妙な角度を調整するときにも三脚は役立ちます。手持ちだとフラフラ揺られるし、一度決めた構図を再現するもの難しいです。
三脚があればずっと構図をキープ出来るので、徐々に微調整しながら構図を追い込むことができます。
もちろん、さくさく撮影したい時には逆に邪魔ですが、一枚一枚じっくり撮りたいのなら、三脚があると良いです。
小さなものにピントを合わせるときや、被写界深度が薄いときは、手持ちだと以外にピントがずれている時があります。
そんな時に三脚があれば、モニターで確認しながら、確実にピントを合わせることが可能です。
特に、マクロレンズを使った撮影などでは、三脚があるのとないのとでは、撮影に雲泥の差ができます。
撮影に慣れてくると、合成することが出てきます。
特に、明暗差の激しい場面では、HDR合成や露出ブレンドという手法を取ることが多いです。そうした方が写真のクオリティがぐっと上がるからです。
そして、こうした合成にはズレのない画像が必要になるので三脚が必須となります。
最後に、三脚があると疲れないという利点もありますね。
例えば、日の出や日の入りを待っている時です。三脚がなければカメラを首から下げるか、手に持っている必要があります。これはじわじわ疲れてきますね。
三脚にカメラ設置すれば放置できるので疲れません。スマホをいじったり、コーヒーを飲んだり自由です。
ということで、以上のようなメリットが三脚をオススメする理由です。ただし、三脚にも弱点があります。
構図を決める際の理想は、あちこち歩き回ってみたり、立ったりしゃがんだり、近寄ってみたり離れてみたりして、広い視野をもって探すことです。いわゆる足で稼いで撮るというやつ。
しかし、三脚を使った場合だとこの過程が抜けてしまいやすいです。何となく三脚を立てた場所で、雲台をぐりぐり動かすだけで構図を作ってしまいがちになります。
こうなると構図決めの理想とは程遠いです。狭い視野でしか撮影出来なくなってしまいます。
なので三脚を使用する際には、最初に足を使って構図を決めてから、そこに三脚を持ってくるように心掛ける必要がありますね。
あとは、三脚はそれなりに重いし大きいので移動の邪魔になります。
また、撮影の際にも機動性が落ちます。手持ちならサクサクと何カットも撮影できますが、三脚を使用すると移動とセットに手間がかかります。
三脚を立てられるスペースにも縛られるので、撮影できるカット数が少なくなってしまうことがある。
このように撮れ高にも影響してくるので、これは大きなデメリットになりますね。しっかりこのことを意識して使う必要があります。
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