構図を知って撮影に活かす。まずは7つのオススメ基本構図をご紹介。

記事内容

この記事では7つの基本構図をご紹介しています。

構図を知っていれば撮影が上手くなるわけではありませんが、知っていれば応用できたり、迷った時の助けとなります。

構図は種類が多く全て覚えることは困難ですが、基本構図を幾つか知っているだけでも良いでしょう。

目次 ▽△

構図は写真の形

例えば、剣道や空手、柔道には形というのもがあります。形は最も基本的な動き方です。サッカーにも形とは言いませんが、決まったフェイントがあったり攻め方があったりします。スポーツ全般、決まった動きみたいなものがありますね。

こうしたものは知らなくても戦えます。逆に、形を知っているからと言って、それだけで戦えるわけでもありません。しかし、それを知っていれば、応用を利かし戦うことができます。

それで、構図は写真の形みたいなものです。構図を知っているからと言って、それだけで良い写真が撮れるわけではありません。しかし、構図を知っていれば、シーンに合わせて応用することで、良い写真を撮りやすくなります。

なので、構図の知識はあった方が良いわけです。

 

そして、幾つかの基本的な構図があるので、ご紹介していきたいと思います。

三分割構図

7つのオススメ基本構図

三分割構図はフレームの縦と横をそれぞれ三分割し、その交点や線に沿って被写体を配置します。

この構図はかなり利用性が高いです。これで撮影すると写真に安定感が出やすく、幅広く多くのものをそれっぽく撮影できます。

7つのオススメ基本構図

このような感じですね。右下にブルーの池、左上に山を配置しています。ちょっとずれていますが、だいたいで良いです。

このように3分割線の交点に、互い違いになるよう何か主題と副題となるようなものを配置するのがオススメです。

あえてこれからズラしてみます。

7つのオススメ基本構図

なんだかバランスが崩れ安定感がありませんね。

7つのオススメ基本構図

これは地上と一本木を三分割線上に配置しています。

これだけでぐっと安定感が増します。

7つのオススメ基本構図

水平線や地平線の位置に迷った時も、三分割線に合わせるようにすれば、しっくりくることが多いです。

構図をどうしたらよいか迷った時は、とりあえず三分割構図を試してみれば良いでしょう。

日の丸構図

7つのオススメ基本構図

被写体を真ん中に写すのが日の丸構図です。

日の丸構図は被写体が目立ち、安定感が高いです。ただし、単純な構図で動きも感じにくいので、日の丸構図は避けた方が良いと言われることもあります。

確かに、なんの考えもなしに日の丸構図にするのは、避けた方が良いかもしれません。しかし、被写体の存在感が強ければ、日の丸構図にすることで、よりインパクトの強い写真になります。個人的には好きな構図です。

7つのオススメ基本構図

これは日の丸構図にすることで、独特な形の岩の存在感を強調しています。

あと、日の丸構図にすると広角レンズでも歪みにくいという利点もありますね。

7つのオススメ基本構図

日の出とシカのシルエットを日の丸構図で撮影。

被写体を真ん中にすることで、視線を一点に集中させ、強いインパクトを表現しています。

7つのオススメ基本構図

これは朽ちた切り株ですが、どしっと根を張る力強い佇まいが、日の丸構図とマッチしています。

日の丸構図は被写体の強いインパクトを、そのままストレートに活かす構図と言えます。

二分割法

7つのオススメ基本構図

画面を2つに分割するのが二分割構図です。1:1の割合で分割します。とても簡単な構図なので手っ取り早く撮影できて、安定感も高い構図です。

しかし、個人的にはこの構図は使うのが少々難しいのではないかと思っています。というのも、画面を1:1の同じ割合で分割するので、結局何を見せたいのかが不明瞭にやり易いからです。

7つのオススメ基本構図

これだと焼けた空を取りたいのか・・・、それとも霞む丘々を撮りたいのか・・・、同じ割合だと、どっちをメインにしたいのか伝わり難いです。

なので、この構図を使う時は、なぜ二分割じゃないとダメなのか、一度良く考えると良いかもしれません。

7つのオススメ基本構図

この写真の場合は紅葉とリフレクションを写したくて二分割構図にしました。

リフレクションは二分割構図に適したシーンだと思います。

7つのオススメ基本構図

これもリフレクションで二分割構図にしています。鏡のように綺麗に別れているのが幻想的です。

二分割構図は水平・垂直をしっかり取るのがコツ。

7つのオススメ基本構図

これは日の丸構図と二分割構図を組み合わせた感じです。両方とも安定感の高い構図ですが、雲の様子も雪面の影の様子も共に素晴らしく、安定感の中にも動きを感じられます。

ということで、二分割構図は以外に難しい構図ですが、リフレクションなど使いどころがハッキリとした構図かと思います。もちろん、リフレクション以外にもたくさん使えますが。

対角線構図

7つのオススメ基本構図

対角線構図は斜めに画面を分割する構図です。

二分割構図は安定感がありましたが、こちらはやや不安定です。ただし、その分動きを感じられる構図になります。

7つのオススメ基本構図

天の川はそもそも斜めなので、対角線構図を作りやすいです。

それだけでは寂しいので木などを前景にすると良いでしょう。

7つのオススメ基本構図

これは川の流れを使うことで、画面を斜めに区切っています。しっとりとした静かな雰囲気ですが、対角線構図の不安定感と川の流れにより、動きも感じられます。

7つのオススメ基本構図

これはキツネの頭の向きを使って対角線構図にしています。斜めから降り注ぐ光の向きも相まって、開放感のある雰囲気に仕上がっています。

斜めのラインを見つけるのは難しいかもしれませんが、うまく写真に取り込めれば、二分割構図や日の丸構図などにはない、動きを表現することができます。

放射構図

7つのオススメ基本構図

基本的には1点に収束するような構図が放射構図です。

特に広角レンズを使うとパースペクティブが働き、放射構図を作りやすいです。

7つのオススメ基本構図

分かりやすいのが街並みなどの写真です。道の向こうを収束点として放射構図になっています。

放射構図は奥行きを感じやすいですね。

7つのオススメ基本構図

放射構図はハッキリとした線ではなくても良いです。かなりざっくりとですが、この写真は影や雲のラインが放射構図になっています。ぐわっと奥に引き込まれる雰囲気がしますね。

こうしたラインを見るけるのが構図を組み立てるコツです。

7つのオススメ基本構図

このラインも放射構図の1つです。

奥に収束していく様子が迫力をもたらしています。

上記しましたが広角レンズでパースペクティブを使うと、放射構図は撮影しやすく、より効果的になります。

額縁構図

7つのオススメ基本構図

額縁構図は画面の周囲を囲むような構図です。

こうすることで被写体が強調されたり、奥行き感が生まれやすくなります。

7つのオススメ基本構図

分かりやすい額縁構図がこれです。周囲と中央部が対比になっているような感じです。

ただし、額縁構図と聞くと四辺すべてが囲まれている必要があると思うかもしれませんが、どれか一辺でも構いません。

7つのオススメ基本構図

これでも額縁構図です。上の枝と下の朽木で囲っています。

特に、上の枝があることで覗いているかのような臨場感が生まれます。

7つのオススメ基本構図

これも額縁構図。左のシラカバがあることで、手前と奥の区別が付きやすく、それが奥行き感を演出しています。

額縁構図は取り入れやすく、また写真に変化をつけやすいので、ぜひ試してみると良いかと思います。

S字、C字構図

7つのオススメ基本構図

S字やC字のラインを取り入れると、これも写真に奥行きやリズム感を表現してくれます。

7つのオススメ基本構図

これは川の流れがウネウネとS字状になっています。目線が前後に動きやすく奥行を感じられます。

川はS字構図を作りやすい被写体です。

7つのオススメ基本構図

この写真は凍結した湖面のひび割れをS字構図にしています。このラインがあるか否かで、奥行き感が全然違ってきます。

とにかくよく観察してラインを探しましょう。

なかなか難しい構図ですが、うまく使えるようになるとステップアップできるかと思います。

構図に関する注意

構図を考える上で一番大切なのは、自分が見せたいものを一番よく表現できるようにすることです。これが達成できれば構図は成功です。

なので、必ずしも何かの構図に当てはめる必要はありません。なんの構図にも当てはまらなくても、見せたいものが表現できていれば、それが正解です。

一番良くないのが構図を前提で撮影することです。それでは構図に撮らされていることになってしまいますね。

まずは、被写体をよく観察し、構図をどう組み立てれば良いのか自分で考えるようにしましょう。それでも構図に迷った時に、上記したような基本構図を思い出して、当てはめてみると良いと思います。

自分が考えて一番良くなるように撮ったら、結果的にそれが何かしらの構図になっていたということも多いです。

まとめ

  • 構図を知らなくても写真は撮れるが、知っていると色々応用が効く
  • 構図の種類はたくさんある
  • 構図は見せたいものを一番よく表現させることが重要
  • 構図はなんでも良いが、迷った時は基本構図を思い出そう

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