シャッタースピードを使いこなそう!その役割と広がる表現について。

記事内容

この記事ではシャッタースピードを設定する上で必要な知識について解説しています。

写真撮影においてシャッタースピードはとても大切な要素です。これをコントロールすることで失敗写真を減らし、また多彩な表現が可能となります。

自由にシャッタースピードを変えられることも、一眼レフカメラやミラーレスカメラの大きな魅力です。ぜひ、シャッタースピードを使いこなしてみましょう。

目次 ▽△

基本はブレ防止

シャッタースピードは、光をカメラに取り込む時間の長さです。

そして、シャッタースピードを考える上で、最も基本的なことが手ブレ防止です。

シャッタースピードが遅いと手ブレしてしまいます。上画像のような盛大な手ブレはすぐに気が付きますが、撮影現場では何とか大丈夫だろうと思っても、帰宅後にPCで確認したら微妙にブレていたと言うのはよくあることです。本当にがっかりします。

ちなみに、これを微ブレと呼びますが、シャキッとシャープにならずモヤっとした感じになります。シャッタースピードがちょっと遅い時に撮影した写真で、拡大して見るとモヤっとしていたら、それは微ブレの可能性が高いです。

そして、手ブレ防止にはシャッタースピードを早める必要があります(それか三脚を使うか)。

手ブレしないシャッタースピードの目安は「1/焦点距離(APS-C機なら1.5倍)秒」と言われています。基本的に広角ほど手ブレしにくく、望遠になるほど手ブレしやすくなります。例えば、もし焦点距離200㎜で撮影しているのなら、シャッタースピードは1/200秒より早める必要があるということになります(APS-C機なら1/300秒)。

これが常に気にしたい基本です。次に、意図的にシャッタースピードを変えるとで出来る写真表現について見てみましょう。

シャッタースピードを変えることで出来る表現

高速シャッター

だいたい「1/500秒以上」のシャッタースピードが高速シャッターと呼ばれ、モノの動きを止めることができます。

被写体の動きが早いと、それがブレてしまうことがあります。

シャッタースピードを使いこなそう

これが被写体ブレというやつです。上写真は1/125秒で撮影していますが、カモメがブレています。シャッタースピードに対し、カモメのスピードの方が早いので、残像ができてしまいます。

この場合、シャタースピードを早めることで動きを止めることができます。

シャッタースピードを使いこなそう

上写真はシャッタースピード1/500秒で撮影していますが止まっています。

シャッタースピードが1/2000秒や1/4000秒などの超高速なら、さらに動きの早い水しぶきなども止めて撮影することができます。ただし、その分、絞りを開けたりISO感度を高くする必要があるので注意です。

スローシャッター

遅いシャッタースピードをスローシャッターと呼びますが、川、湖や海の撮影で多用されます。

シャッタースピードが1秒前後なら水の動きで迫力を表現できます。

シャッタースピードを使いこなそう

上写真は1.6秒くらいのシャッタースピードです。シャッタースピードの間に動いたものが残像として残ります。波の荒さみたいなものが伝わってきます。

さらに、数秒のシャッタースピードであれば、渓流や滝を白糸のように表現できる。

シャッタースピードを使いこなそう

よくこのような写真を見かけますね。だいたい数秒から10秒くらいのシャッタースピードがあれば、綺麗な白い筋を撮影できるかと思います。

そして、30秒前後のシャッタースピードであれば、湖面などをスムーズにすることが可能です。

シャッタースピードを使いこなそう

川ならシルクのように滑らかになり、湖面はガラス板のように平ら、海もシュワシュワと真っ平らになります。幻想的な雰囲気を表現しやすいです。

ちなみに、こうしたスローシャッターでは三脚は必須です。また、ほとんどの場合にNDフィルターという光を入りにくくするフィルターを使用します。

超スローシャッター

やろうと思えば、さらに数分以上の超スローシャッターも可能です。

シャッタースピードが数分間の撮影では、雲をもグワッと動かすことが可能です。

シャッタースピードを使いこなそう

この写真は2分間の長いシャッタースピードで撮影しています。雲がグワッと流れていて、非現実感すら漂います。これはNDフィルターは必須です。

おすすめNDフィルターはどれ?NDフィルターの選び方を知ろう。

また、星の軌跡の撮影も可能です。

シャッタースピードを使いこなそう

実際には比較明合成という手法をとるので、ずっとシャッターを開けているわけではありませんが、それでも合計でいうと1時間ほどのシャッター時間です。

このように、超スローシャッターでは肉眼ではみられない世界を表現できます。現実離れした写真を撮れるので、ぜひチャレンジしてみたいところですね。

まとめ

  • シャッタースピードの基本はブレ防止、「1/(焦点距離)秒」以上を守ろう
  • シャッタースピード変えることで表現が増える
  • 高速シャッターで動きを止める
  • スローシャッターで動きを表現

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