
Photoshopのレイヤーマスクについて。アルファチャンネルとは!?
この記事では「Photoshopの使い方」の実践編として、彩度マスク(サチュレーションマスク)について解説しています。
彩度マスク(サチュレーションマスク)を使えば、画像の彩度を自然に調整することができます。簡単に作れるので、ぜひ覚えてしまいましょう。
目次 ▽△
レタッチをしていると、どうしても彩度が高くなり、派手になってしまうことがあります。そのような場合は彩度を下げますね。
しかし、そうすると画像全体の彩度が下がってしまいます。
画像の中には彩度の高い部分(色)と彩度の低い部分(色)が混在しているのが普通です。それを無視して一律に彩度を下げてしまうのはよくありません。
そこで使うのが彩度マスク(サチュレーションマスク)です。彩度マスクは彩度の高い部分を白(選択)、低い部分を黒(非選択)にしたレイヤーマスクです。
これを使えば、必要な部分だけ彩度を下げることができるわけです。便利なマスクですね。
では、Photoshopで彩度マスクを作る方法を見てみましょう。
まず、前提知識としてレイヤーマスクやアルファチャンネルの知識が必要です。
分からない方は下の記事を参考にしてください。
Photoshopのレイヤーマスクについて。アルファチャンネルとは!?
まずは、調整フィルターで特定色域の選択をクリックしてください。
これですね。
特定色域の選択の属性を設定していきます。
① [カラー] の項目にて、レッド系・イエロー系・グリーン系・シアン系・ブルー系・マゼンタ系をそれぞれ選択し、② [ブラック] を-100%にします。
同様にして白色系、中間色系、ブラック系を、今度は [ブラック] を+100%にします。
そうすると、下のようなモノクロ画像が出来上がります。
これが彩度マスク(サチュレーションマスク)の元です。
次に、チャンネルパネルを開き、RGBチャンネル以外を複製します。RGBチャンネル以外であればレッド・グリーン・ブルーなんでも良いです。
チャンネルを複製したら、これが彩度マスクになるので、「Saturation Mask」などと名前を変更しましょう。
これで彩度マスク(サチュレーションマスク)の完成です。
ちなみに、特定色域の選択のレイヤーはもう不要なので消去しましょう。
アルファチャンネルから選択範囲を読み込みます。
[command(Ctrl )] を押しながらチャンネル(Saturation Mask)をクリックですね。
それで調整レイヤーにて色相・彩度をクリックします。
これで彩度を調整すれば完了です。
彩度マスクにて彩度を調整した右画像は、特に赤と緑が落ち着きましたね。
写真が派手だなと思ったら、ぜひ彩度マスク(サチュレーションマスク)を使ってみると良いです。
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