CANON EF16-35mm F4L IS USMのレビュー

※レンズについての評価はウェブ上の作例等を見ての個人的な感想を含みます。

メーカー概要

画面の隅々までシャープに描写する、高解像感・高画質を実現。広角ズームレンズでありながら、シャッター速度換算で4段分(CIPAガイドライン準拠)の手ブレ補正も搭載し、新たな表現領域を開拓します。

大口径非球面レンズ、UDレンズの採用により、歪曲収差や像面湾曲などを大幅に抑制。防塵・防滴構造や、汚れを落としやすくするフッ素コーティングを最前面・最後面に施したことで、過酷な撮影環境にも対応します。

引用:キヤノン製品情報

「CANON EF16-35mm F4L IS USM」の特徴

使い勝手の良い小三元レンズ

「CANON EF16-35mm F4L IS USM」は焦点距離16-35mmをカバーする超広角ズームレンズです。開放F4通しいわゆる小三元レンズになります。ちなみに、これの旧モデルは2003年に発売されている「EF17-40mmF4L USM」です。

大三元の「EF16-35mm F2.8L III USM」(790g、径82mm)と比べれば、明るさは1段暗いものの、重さが615gと軽量、フィルター径も77mmなので一回り小さいです。携帯性が高いのが大きなメリット。

描写性能について

ここでは海外のレビューサイトを参考にしたいと思います。

解像力は16mmと24mmでは、開放で既に画面全域で際立った解像力(outstanding)で、旧型の17-40mmで見られた周辺部が甘くなる問題は見られない。絞っても解像力は変わらず、絞り込むと回折の影響によって解像力は低下する(F11で全域でexcellent)。

望遠端35mmでさえ解像力は開放から画面全域で素晴らしい値(excellent)で、F8とF11の間までこの解像力が維持されている。解像力に関しては、このレンズは、これまでにテストしたズームの中で、ベストのレンズの1つだ。

引用:ePHOTOzine和訳

中央の解像力は、ズーム全域で絞り値にかかわらずとても良好(very good)から素晴らしい値(excellent)だ。周辺部はとても良好(very good)で、隅でさえ良い(good)からとても良好(very good)の値だ。これはこれまでにテストしたキヤノンのレンズと比べると、明らかな改善が見られる。

しかし、35mmでは画質が低下し、中央は維持されているが、周辺部と隅は良い(good)ととても良い(very good)のちょうど中間になる。35mmでは若干の像面の湾曲も見られるが、それほど大きなものではない。このレンズの解像力は、焦点距離によって少し変わるが、この種のレンズとしては概ね非常にハイレベルだ。

引用:Photozone和訳

解像力は16-35mm F2.8 よりも良好で、開放から中央の解像力だけでなく、画面全域の解像力が素晴らしい。隅の解像力は1-2段絞ると改善するが、開放でも隅の解像力はとても良好に見える。開放とF8で隅の画質を比べると、F8で少し改善しているのが見て取れるが、開放のサンプルだけをみるならば、たぶんその解像力に満足するだろう。解像力に関しては、このレンズはキヤノンの広角ズームの中でベストだ。

引用:Camera Stuff Review和訳

ePHOTOzineとCamera Stuff Reviewではかなりの高評価になっています。Photozoneでは望遠端35mmの解像力低下を指摘していますが、軽微な低下のようなので大きな欠点にはならないでしょう。

2014年段階の話ですが、広角ズームの中でベストとの評価です。

あとウニウニとした光条がとても綺麗だと思います。星の撮影などで開放F2.8が必要ないのなら、「CANON EF16-35mm F4L IS USM」は良い選択肢となります。

手ぶれ補正搭載

CANON EF16-35mm F4L IS USMは手ぶれ補正を搭載しています。効果は4段分で強力です。薄暗い場所での撮影でもシャープな描写を得ることができます。また、ファインダー内も安定して見やすくなるので、構図を決めやすくもなります。

防塵防滴・フッ素コート

過酷な状況での撮影においても、ホコリや水滴の侵入を防ぐ防塵防滴構造を採用しています。フィールドでも安心して撮影に臨ことができますね。

また、レンズ面に付着した水滴や皮脂を、簡単に取り除くことができるフッ素コートも施されています。メンテナンス性が高く管理が楽です。

USM、リアフォーカスで快適なAF

「CANON EF16-35mm F4L IS USM」は素早いAFを可能にするウルトラソニックモーター(USM)を搭載しています。また、レンズのコンパクト化と快適なAFを実現するリアフォーカス方式を採用。ピント合わせの時にもレンズの全長が変化せず、安定した高速AFが可能となっています。

また、フルタイムマニュアルなので、AF後にピントリングを回転させるだけで、即時にマニュアルフォーカスが可能です。

価格は比較的安価

「CANON EF16-35mm F4L IS USM」は大三元である「EF16-35mm F2.8L III USM」と比べれば、明るさが一段暗く、また反射防止コーティングなどはありません。しかし、軽量で手ぶれ補正も搭載し、価格は半分程度です。

また、シグマにも12-24mmF4という軽量なF4通しのレンズがありますが、こちらは出玉なので丸枠フィルターは使えません。キヤノン純正の11-24mmF4に至っては、1kgを越える出玉レンズです。

そうすると「CANON EF16-35mm F4L IS USM」は特に明るさを必要としないのなら、価格と性能のバランスが非常に優れたレンズと言えます。

ライバルレンズ

仕様

MTF

レンズ構成

マウントEFマウント
焦点距離16-35mm
レンズ構成12群16枚
画角98°〜54°
絞り羽根枚数9枚
開放絞り(F値)4.0
最小絞り(F値)22
最短撮影距離0.28m
最大撮影倍率0.23倍
手ぶれ補正
コーティング×
防塵防滴
フィルター径77
寸法φ82.6mm×112.8mm
質量615g
発売日2014-06-19
canon16-35f4mtf.jpg
canon16-35f4com.jpg