LAOWA 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoomのレビュー

※レンズについての評価はウェブ上の作例等を見ての個人的な感想を含みます。

メーカー概要

超軽量コンパクト・最小クラスのフルサイズ用超広角ワイドズームレンズ

超軽量、超コンパクト!重量わずか496g!ソニーEマウント専用フルサイズ対応超広角ワイドズームレンズです。画角は102~130度の超広角設計で建造物全体の撮影や旅行時の撮影、風景・星景写真に最適です。マウント部の内側にフィルターネジが切られており37mmフィルターが付属。絞り羽根が5 枚ですので、絞り込んだ時に10 本のシャープな光条を表現することができます。

引用:LAOWA製品情報

「LAOWA 10-18mm F4.5-5.6 FE Zoom」の特徴

フルサイズで最広角レンズ

「LAOWA 10-18mm F4.5-5.6」は焦点距離10-18mmをカバーする広角ズームレンズです。広角10mmはフルサイズで最広角になります。圧倒的パースペクティブで、どんな風景でも強いインパクトが生まれる。

重さは496gです。絞り羽根が5枚なので、10本の光条ができます。非常に美しい光条ができるので、これを目当てにこのレンズを使う方も多いです。ちなみに、「LAOWA」は中国メーカーになります。

描写性能について

ここでは海外のレビューサイトを参考にしたいと思います。

テストでは驚くようなシャープネスを発揮するレンズでは無いことが分かる。中央は10mmで最も良好となり、18mmに向かってズームするほど悪化する。周辺部や四隅はどの焦点距離と絞り値でも良く無い。このようなレンズデザインでは予想の範囲内だ。シャープネスを優先するなら他のレンズをあたるべきだろう。

周辺減光はかなり目立つ。10mm時に最も目立ち、絞っても全く改善しない。14mmまでズームすると減光が大きく低下するものの、やはり絞っても全く改善しない。

引用:Photographylife和訳

望遠端18mmの四隅は絞っても非常にシャープとなることは無いが、広角端10mmと比べて周辺減光は大幅に改善する。

広角端10mmの主な問題は周辺減光だ。F8~F11のような小絞りでは少し改善されるが、強い減光は決して解消することが無い。電子接点を持たないため、自動補正されることは無く、手動で補正する必要がある。

広角端10mmの周辺減光はとても大きく、四隅はそれほどシャープでは無いという事実は「フルサイズのイメージサークルをカバーしていない」という印象を私に与える。一方で周辺減光がドラマティックに写る場合もあることは事実だ。

引用:DustinAbbott和訳

解像力についてはそこまで期待できないようですね。特に周辺部や隅はゆるい傾向です。また、周辺減光がかなり大きい。これを表現として使うには良いかもしれませんが、補正するとなると大変かと思います。

逆光耐性も強くはなく、光源の位置によっては派手にゴーストが発生します。

とは言うものの、広角10mmは唯一無二ですし、光条は非常に綺麗なので、この点に価値を見いだすのなら、良いレンズでしょうね。

上の画像は公式HPより引用しています。非常に魅力的な光条です。

不便な点もある

まず、「LAOWA 10-18mm F4.5-5.6」はマニュアルレンズです。これくらいの広角のレンズなら、静物の撮影が多いかと思うので、特に大きな問題はないかと思いますが、不便なこともあるでしょう。

そして、このレンズは後玉の内側にフィルターネジが切られています(径37mm)。リアフィルター採用です。これも脱着しにくいかと思います。

あとは、電子接点がないのでExif情報が残りません。つまり、焦点距離、絞り値、シャッター速度などのデータが残りません。そして、歪みや周辺減光の除去は自動補正がきかなくなるので、手動で補正する必要が出てきます。これも手こずりそうですね。

課題はあるが非常い面白いレンズ

「LAOWA 10-18mm F4.5-5.6」は描写や使い勝手の点で課題はあります。しかし、このクラスの広角は唯一無二、光条も大変美しいです。価格もそこまで高価ではないので、魅力的なレンズではあります。

ライバルレンズ

仕様

MTF

レンズ構成

マウントEマウント
焦点距離10-18mm
レンズ構成10群14枚
画角102-130度
絞り羽根枚数5枚
開放絞り(F値)4.5-5.6
最小絞り(F値)22
最短撮影距離0.15m
最大撮影倍率0.25倍
手ぶれ補正×
コーティング×
防塵防滴×
フィルター径37
寸法70×90.9mm
質量496g
発売日2018-12-21