TOKINA AT-X 14-20 F2 PRO DX [キヤノン用]のレビュー

※レンズについての評価はウェブ上の作例等を見ての個人的な感想を含みます。

「TOKINA AT-X 14-20mm F2 PRO D」の特徴

F2.0通しの非常に明るい広角ズームレンズ

「TOKINA AT-X 14-20mm F2 PRO D」は焦点距離14-20mm(換算21-30mm相当)をカバーする広角ズームレンズです。この画角のズームレンズでF2.0を使えるのは、APS-C専用レンズでは唯一無二。

広角端14mm(換算21mm相当)はものすごく広いわけではありませんが、それでも十分にパースペクティブを楽しめる広さです。

明るいAPS-C専用の広角ズームレンズが少ない中で、このレンズは大変貴重なレンズとなります。

描写性能について

ここでは海外のレビューサイトを参考にしたいと思います。

中央の解像力は、F2.8とF4に絞るとズーム全域で55lpmm(良像の基準値は34-35lpmm)で、これはレコード(最高記録)のレベルだ。加えて14-17mmでは開放の解像力も50lpmmと極めて高いレベルだ。唯一20mmだけは、これほどは良くはない(44lpmm前後)がそれでもとても良好な値だ。

隅は開放でも常に良像の基準値を超えており(36-42lpmm)、絞ると45lpmmの非常に良好なレベルに達する。隅の解像力に全く不満はなく、レンズのスペックを考えると、隅の解像力は賞賛に値する。

引用:LensTip和訳

単焦点レンズと同等の性能を達成するため、非球面レンズ3枚を前群と後群に理想的に配置し、各収差を極力低減しているとのことですが、その通りにキレッキレの描写性能を誇ります。20mm、24mm、28mmの3本分の単焦点レンズ(35mm換算)が詰まっているかのようです。

ちなみに、公式で星の作例がアップされていますが、コマ収差もよく補正されています。綺麗な星像です。なのでAPS-Cユーザーにはかなり良い星撮り用レンズとなるでしょうね。

しかしながら、逆光耐性には問題があるようです。開放では逆光でもそれほど大きな問題は無いですが、絞るとかなりフレアやゴーストが目立つとのことです。これはトキナーレンズ全般に言われることですね。

フォーカスクラッチを採用

ピントリングを手前に引くことで、AF/MFの切り替えをできるフォーカスクラッチを採用しています。ボタン操作不要で、AF/MFの切り替えができるので、シームレスで素早い操作が可能。これは静止画のみならず、動画撮影でも役立ちます。

防塵・防滴に配慮

「TOKINA AT-X 14-20mm F2 PRO D」はマウント外周部にゴムシーリングを施し、レンズ装着部からの防塵・防滴に配慮した構造となっています。完全な防塵・防滴では無いようですが、それなりに安心して撮影に臨めます。

重いのがネックか!?

重さが735gで、このクラスのAPS-C専用レンズとしては断然に重いです。これは明るさと写りにこだわった結果でしょう。ただし、20mm、24mm、28mmの3本分の単焦点レンズ(35mm換算)が1本にと考えれば、むしろ軽いかも知れませんね・・・。

ライバルレンズ

仕様

MTF

レンズ構成

マウントEFマウント
焦点距離14-20mm
レンズ構成11群-13枚
画角91.68°-70.75°
絞り羽根枚数9枚
開放絞り(F値)2.0
最小絞り(F値)22
最短撮影距離0.28m
最大撮影倍率0.12倍
手ぶれ補正×
コーティング○:多層膜コーティング
防塵防滴
フィルター径82
寸法Φ89×106mm
質量735g
発売日2016-02-05
tokina14-20mtf.jpg
tokina14-20com.jpg