SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM (キヤノン用)のレビュー

※レンズについての評価はウェブ上の作例等を見ての個人的な感想を含みます。

メーカー概要

ズーム全域で開放値F3.5の明るさを実現した、デジタル専用の超広角ズームレンズ

ズーム全域で開放値F3.5の明るさを実現した、超広角ズームレンズ。室内の撮影や広角でも背景をぼかして主題を強調したいシーンにも威力を発揮。102.4°*の広い画角と強烈なパースペクティブを活かして独特な描写が楽しめます。

ELD (Extraordinary Low Dispersion:特殊低分散)ガラス、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラスと非球面レンズを採用し、諸収差を良好に補正。スーパーマルチレイヤーコートの採用により、フレア・ゴーストの発生を軽減、ズーム全域で高画質を実現しています。HSM搭載により、AFスピードの高速化と静粛性を実現。フルタイムマニュアルも可能です。

引用:シグマ製品情報

「10-20mm F3.5 EX DC HSM」の特徴

F3.5通しの広角ズームレンズ

「10-20mm F3.5 EX DC HSM」は焦点距離10-20mm(換算15-30mm相当)をカバーする広角ズームレンズです。開放F3.5通しで使えます。

重さは520g、径82mmで、同クラスのレンズとしては大きめとなっています。径82mmだと保護フィルターやNDフィルターは高価です。ちなみに、シグマには同じ焦点距離10-20mmでF4-5.6というレンズもありますが、こちらはこのレンズの旧モデルになります。

描写性能について

ここでは海外のレビューサイトを参考にしたいと思います。

中央の解像力はズーム全域で絞り値にかかわらず素晴らしい値(excellent)で、周辺部も少し下がるものの少なくともとても良い値(very good)

残念なことに四隅の解像力は他の部分のような素晴らしい性能ではなく、広角端10mm開放ではソフトで甘く、絞っても"よい(good)"のレベルまで改善しない。幸いなことに15mmでは開放から四隅も非常に良い解像力になり、望遠端20mmでは開放で"よい(good)"のレベルだが1段絞れば改善する

引用:Photozone和訳

ワイド端では絞り解放から画面の大部分で見事なシャープさで、周辺部も四隅の小さな部分がソフトになるのみ。望遠側にズームすると、四隅の甘さは解消し、12-20mmでは基本的に同じ画質

引用:SLRGear和訳

広角端の隅が弱点となっているようで、絞っても甘さはあまり改善されないようです。しかしながら、それ以外では大きな問題もなく、絞れば良好な解像力となります。2009年のやや古いレンズなので、さすがに最新のレンズには劣るかもしれませんが、十分な性能かと思います。

ただし、シグマの古めのレンズは逆光に弱い傾向にあり、このレンズもゴーストやフレアが発生しやすいです。スーパーマルチレイヤーコートは採用されていますが、設計的に弱いのかも知れませんね。

やや高い印象か!?

「10-20mm F3.5 EX DC HSM」は手ぶれ補正非搭載です。広角レンズなので手ブレの危険性は低いですが、それでも手ぶれ補正がある方が撮影しやすいです。特に、ファインダー内が安定するので構図を決めやすくなります。それから最新のシグマレンズは簡易防滴やフッ素コートが採用されていますが、このレンズはそうではありません。価格は4万円ほどなので、価格の割には物足りないと感じるかも知れませんね。

ライバルレンズ

仕様

MTF

レンズ構成

マウントEFマウント
焦点距離10-20mm
レンズ構成10群13枚
画角109.7 - 70.7°
絞り羽根枚数7枚
開放絞り(F値)3.5
最小絞り(F値)22
最短撮影距離0.24m
最大撮影倍率0.15倍
手ぶれ補正×
コーティング○:スーパーマルチレイヤーコート
防塵防滴×
フィルター径82
寸法⌀87.3mm×88.2mm
質量520g
発売日2009-07-03
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