「PENTAX KP」の詳細情報と「PENTAX K-70」との違い

メーカー概要

世界は、小さな奇蹟であふれている。思わず息をのむ美しい瞬間。旅先で出会う胸躍る瞬間。その一瞬一瞬をありのままに受け止め、美しく表現するために、PENTAX KPは生まれてきた。

引用:ペンタックス製品情報

「PENTAX KP」の特徴について

「PENTAX KP」の立ち位置について

一眼レフ

ミドルクラス

「PENTAX KP」はペンタックスの一眼レフのなかでミドルクラスに該当するかと思います。「K-70」の上位モデルとなります。様々は機能が搭載されており、フルサイズの「K-1」のAPS-C版のようなカメラです。

「PENTAX KP」のボディーについて

質量
703g

防塵防滴

手ぶれ補正

タッチパネル
×

モニター
チルト式

水準器

フラッシュ
内蔵:○

「PENTAX KP」は重さ703gです。特に軽量コンパクトなカメラというわけではありません。しかし、ファインダーはペンタプリズムを使用、視野率100%で倍率約0.95(換算0.633倍)なので、明るく見やすいファインダーとなっています。

また、ボタンやダイヤル、開閉カバー、外装の合わせ目など67箇所をシーリングした強力な防塵防滴構造、寒冷地での撮影を想定し氷点下10度対応という耐低温設計となっています。悪天候や過酷な環境でも持ち出せるカメラです。この気候耐性の高さはペンタックスの持ち味かと思います。そして、マグネシウム合金製なので、しっかりと堅牢性もある。

そして、ボディ内手ぶれ補正機構を搭載しています。

「PENTAX KP」の詳細情報と「PENTAX K-70」との違い

一眼レフカメラでは珍しいです。5軸手ぶれ補正で、効果は5.0段です。

ちなみに、この手ぶれ補正を利用することで「アストロトレーサー」という機能が使えます。これはGPSユニット「O-GPS1」(別売)を装着することで、天体追尾撮影をする機能。GPS情報から天体の動きを割り出し、イメージセンサーを天体の動きに同調して移動させることで、長時間露光しても星が流れることなく、点像として美しく描写できます。

さらに、GPSユニット「O-GPS1」を用いると、電子コンパスに対応し、カメラが向いている方角を液晶モニターに表示してくれる。なので、例えば日の出前の撮影準備や山岳撮影に必要な山座同定が簡単に行えます。

あとは、手ぶれ補正機構を利用して、自動的に画面の傾きを水平に補正する「自動水平補正」もあります。変わった機能ですね。

モニターについては3.0型(約92.1万ドット)で、強化ガラス製カバーを採用したチルト式となっています。タッチパネルには非対応です。

「PENTAX KP」のセンサーについて

有効画素数
2432万画素

ISO感度100
-819200

PRIME IV

「PENTAX KP」は2432万画素のセンサーを搭載しています。画素数はAPS-C機としては普通。ただし、ローパスフィルターレスなので解像力は高められています。あと、常用感度がISO100〜819200となっており高感度には強いようですね。

そして、「リアル・レゾリューション・システム」を搭載しています。イメージセンサーを1画素ピッチずつ動かしながら4枚を連続撮影、それらを合成することで超高精細画像を生成します。なので、「PENTAX KP」は2432万画素ですが、それ以上の解像力を引き出すことが可能です。

「PENTAX KP」の連写性能について

最高連写
7コマ/秒

「PENTAX KP」の連写は最高7コマ/秒です。これはそこそこの速さ。連続撮影枚数は28コマ(JPEG)、8コマ(RAW)なので、RAWでの撮影だと連写が途切れることがあるかもしれません。バッファーは少ないです。

ちなみに、1/24000秒の高速静音電子シャッターが可能です。「PENTAX KP」はメカシャッターと電子シャッターが選択可能。電子シャッター設定時はシャッター幕の走行に伴う作動音と振動がなく、静かさが求められる撮影環境に適します。

「PENTAX KP」のAF性能について

AFポイント
27点

「PENTAX KP」は27点のAFポイントを搭載しています。

「PENTAX KP」の詳細情報と「PENTAX K-70」との違い

27点のうち中央25点はクロスタイプを採用しているようですね。下位モデルよりは増えていますが、それでも27点はちょっと少ないです。ペンタックスはAF性能で他社に劣るように思います。ただし、−3EV低輝度対応なので暗所にはそこそこ強いです。

「PENTAX KP」の動画性能とネットワークについて

4K動画
×

フルHD

Wi-Fi

Bluetooth
×

「PENTAX KP」はフルHD60pでの動画撮影が可能です。4Kインターバル動画なども可能。

そして、Wi-Fiにも対応しているので、スマホやタブレットなどとワイヤレスで連携。撮った写真をその場で転送し、すぐに手元で楽しむことができます。

「PENTAX KP」と下位機「PENTAX K-70」との違い

下位機であるとの主な違いは以下の通りです。

  • ボディー
  • 連写性能
  • AF性能

ボディー

「KP」は重さ703g、「K-70」は重さ688gです。両機とも防塵防滴ですが、「K-70」はプラスチック製なのでやや堅牢性で劣るかもしれません(「KP」はマグネシウム合金製)。

そして、手ブレ補正が「KP」は5軸5段でしたが、「K-70」は2軸4.5段となっています。

また、「KP」はチルト式モニターでしたが、「K-70」はバリンアングル式となっています。

連写性能

「KP」は最高7コマ/秒の連写でしたが、「K-70」は最高6コマ/秒で、「KP」の方が少しだけ速いです。連続撮影枚数は「KP」は28コマ(JPEG)、8コマ(RAW)なのに対し、「K-70」は40コマ(JPEG)、10コマ(RAW)なので、これは「K-70」の方が良いです。

ちなみに、「KP」は電子シャッターが使えます。「K-70」は使えないようです。

AF性能

「KP」は27点のAFポイントでしたが、「K-70」は11点です。「KP」の方が多くの点でオートフォーカスが使える。

ライバルカメラ

仕様

基本仕様

タイプ一眼レフ
マウントKマウント
寸法約131.5mm(幅)×101.0mm(高)×76.0mm(厚)
質量
(バッテリーとメモリカードを含む)
約703g
防塵防滴
ボディ内手ブレ補正○(5軸手ブレ補正)
水準器
内蔵フラッシュ
バッテリー寿命影可能枚数: フラッシュ50%発光:約390枚、フラッシュ発光なし:約420枚

センサー

センサーサイズAPS-C
センサー備考-
有効画素数2432万画素
ローパスフィルターローパスフィルターレス
画像処理エンジンPRIME IV

静止画記録形式

記録メディアSD、SDHC、SDXCメモリーカード
画像ファイル形式RAW(PEF/DNG)、JPEG
記録画素数JPEG:L(24M:6016x4000)、M(14M:4608x3072)、S(6M:3072x2048)、XS(2M:1920x1280) RAW:(24M:6016x4000)
スロット数シングルスロット

オートフォーカス

AF方式TTL位相差検出式
フォーカスポイント27点
検出範囲EV-3-18
フォーカス備考-

シャッター

シャッター形式電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター、電子シャッターの選択式
シャッタースピードメカシャッター:1/6000秒~30秒、電子シャッター:1/24000秒~30秒
連写速度最高約7.0コマ/秒
連続撮影可能枚数JPEG:28コマ、RAW:8コマ

露出制御

撮影感度ISO100-819200
測光方式8.6万画素RGBセンサーによるTTL開放測光
測光モード分割測光/中央重点/スポット

ファインダー

ファインダー形式ペンタプリズム
視野率100%
倍率約0.95(35mm換算で0.633倍)

モニター

可動・タッチパネルタッチパネル非対応、チルト式
画面サイズ/ドット数3.0型/約92.1万ドット

動画撮影

4K×
フルHDフルHD(1920x1080) 60p

ネットワーク

WI-Fi
Bluetooth×

その他

使用可能温度-10℃~+40℃
使用可能湿度85%以下
発売日2017-02-23