「Panasonic LUMIX DC-S1H」の詳細情報
メーカー概要
シネマクオリティの映像表現を可能にする、 プロフェッショナル フルサイズミラーレス一眼。
引用:パナソニック製品情報
「Panasonic LUMIX DC-S1H」の特徴について
「LUMIX DC-S1H」の立ち位置について
ミラーレス
ハイエンド
「LUMIX DC-S1H」はパナソニックのフルサイズミラーレスカメラであるSシリーズで、ハイエンドモデルに該当するかと思います。
Sシリーズでは他に高画素機である「LUMIX DC-S1R」、スタンダードモデルの「LUMIX DC-S1」がランナップされています。「LUMIX DC-S1H」は動画に特化されたモデルとなり、本格的なプロ仕様のカメラです。
「LUMIX DC-S1H」のボディーについて
質量1164g
防塵防滴○
手ぶれ補正○
タッチパネル○
モニターフリーアングル
水準器○
フラッシュ内蔵:×
「LUMIX DC-S1H」は重さ1164gです。重い。しかしながら、マグネシウム合金フレームが採用され非常に堅牢で、厳しい落下・耐衝撃試験をクリアしています。また、当然に防塵防滴・耐低温設計です。また、SDカードのダブルスロットとなっています。
そして、このカメラは高精度な放熱シミュレーションと放熱ファンを搭載した業界初の放熱構造を採用している。

こうすることで動作保証温度を保ち、動画記録の時間無制限を実現しています。
モニターは3.2型(約210万ドット)なので、大型高繊細になっており、フリーアングルになっています。

今までのパナソニックでは3軸チルトが多かったですが、これはさらに可動域が増えています。バリアングルに近い感じですね。もちろん、タッチパネル対応。
ファインダーは倍率0.78倍で約576万ドットの有機ELパネルを採用しています。広く見え非常に高繊細です。また、120fpsの高フレームレートと約0.005秒の高速表示を実現しているので、動きの速い被写体でも滑らかに見えます。そして、「ライブビューブースト」も可能。

これは増感して表示することで、暗い場所を明るく表示する機能です。夜景や星景の撮影で非常に役立ちます。
そして、パナソニックお得意のボディ内手ぶれ補正を搭載。単体で6.0段分、レンズ内手ぶれ補正と連動させる「Dual I.S.2」では中望遠~望遠域までシャッター速度6.5段分もの手ぶれ補正効果を発揮します。

超強力な補正効果で、手持ち撮影をサポートします。
他にもジョイステックの採用など操作性は良いです。重いですが非常に高性能なボディーとなっていますね。
「LUMIX DC-S1H」のセンサーについて
有効画素数2420万画素
ISO感度100-51200
ヴィーナスエンジン
「LUMIX DC-S1H」は2420万画素のセンサーを搭載。ローパスフィルターは採用されているようです。動画機なので解像感よりも、モアレや偽色の防止を優先させています。
ちなみに、センサーをシフトさせながら8回連続で自動撮影を行い、カメラ内で自動合成処理を行うハイレゾモードを搭載しています。元々は2420万画素ですが、この機能により9600万画素相当の画像を生成可能。超高解像な画を得られます。
「LUMIX DC-S1H」の連写性能について
メカ9コマ/秒
電子9コマ/秒
「LUMIX DC-S1H」はメカシャッター、電子シャッターともに9コマ/秒の連写が可能です。電子シャッターを使った場合は、もう少し速さが欲しいところですね。連続撮影枚数はRAWで60枚以上あるので、バッファー容量は十分です。
ちなみに、「6Kフォト」が可能です。これは1秒30コマの動画の中から約1800万画素の画像を切り取れる機能です(約30分撮影可能)。動画の中から画像を取り出すので、シャッターチャンスを逃しにくいです。ただし、RAWは不可でJPEG画像となります。あとは、1秒60コマの動画の中から約830万の画像を切り取る「4Kフォト」も可能です。
「LUMIX DC-S1H」のAF性能について
AFポイント225点
「LUMIX DC-S1H」は225点のAFポイントを搭載。そして、パナソニックの高性能オートフォーカスを表す「空間認識AF」というものが採用されています。「空間認識AF」は画面に写るすべての被写体との距離を瞬時に算出することで高速AFを可能にしています。さらに、-6EVもの暗さに対応しているので、暗所にもかなり強いです。
もちろん、顔・瞳AFや動物認識AFなど使えます。これはAIによるディープラーニング技術が応用されており、追尾精度が向上している。
「LUMIX DC-S1H」の動画性能について
4K動画○
フルHD○
「LUMIX DC-S1H」はフルサイズミラーレスとして世界で初めてセンサー全域を使った「3:2 6K/24p動画記録」などの⾼解像撮影を実現。また、豊富な情報量でポストプロダクションに有効な「フルエリア画⾓でのCinema4K/30p 4:2:2 10bit動画記録」や、「スーパー35mm画⾓でのCinema4K/60p 4:2:0 10bit動画記録」など、豊富な動画記録モード選択が可能です。
4:2:2 10bit動画記録モードでは、パソコンの処理負荷を抑えたスピーディーな編集が可能な「ALL-Intra動画記録」を選択でき、最⼤400Mbpsの⾼ビットレート記録が可能です。また、HDMI端⼦からは4:2:2 10bitの映像出⼒を⾏うことができ、動画記録中のHDMI映像出⼒にも対応。GH5やGH5Sと⽐較して、新たに10bit Cinema4K/60p、4K/60p動画記録中であっても、HDMI端⼦からCinema4K/60p、4K/60pの4:2:2 10bit映像を同時に出⼒することができます。カメラ内のSDメモリーカード記録を⾏いながら、外部レコーダーで⾼画質な映像を同時記録することが可能です。
それから、広ダイナミックレンジ、広色域の14+ストップV-Log/V-Gamutに対応。暗部からハイライト部分まできめ細かに描写し、豊かな階調と色情報を活用した美しい映像表現が可能です。
「LUMIX DC-S1H」のネットワークについて
Wi-Fi○
Bluetooth○
「LUMIX DC-S1H」は、Wi-FiとBluetoothに対応。簡単にスマホやタブレットとペアリングでき、低電力でカメラ本体と常時接続しておくことが可能です。専用アプリ「Panasonic Image App」でリモート操作をする際は、撮影前の待機中はBluetooth®で省エネ接続をさせておき、撮影中は転送速度の速いWi-Fi®接続に自動で切り替え撮影した画像を確認する等の使い方もでき、より省電力で効率もよくスムーズな撮影が可能です。
ライバルカメラ
仕様
参考リンク
基本仕様
タイプ | ミラーレス |
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マウント | Lマウント |
寸法 | 幅 約151.0mm x 高さ 約114.2mm x 奥行 約110.4mm |
質量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約1164g |
防塵防滴 | ○ |
ボディ内手ブレ補正 | ○ |
水準器 | ○ |
内蔵フラッシュ | × |
バッテリー寿命 | [モニター時] 約400枚、[ファインダー時] 約380枚 |
センサー
センサーサイズ | フルサイズ |
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センサー備考 | - |
有効画素数 | 2420万画素 |
ローパスフィルター | あり |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン |
静止画記録形式
記録メディア | SDメモリーカード / SDHCメモリーカード/ SDXCメモリーカード(ビデオスピードクラス90対応) |
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画像ファイル形式 | JPEG/RAW |
記録画素数 | 5328 x 4000(L)、3792 x 2848(M)、2688 x 2016 (S) 、4992 x 3744 (6K PHOTO)、3328 x 2496(4K PHOTO) |
スロット数 | ダブルスロット |
オートフォーカス
AF方式 | 映像検出によるTTL方式(コントラストAF) |
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フォーカスポイント | 225点 |
検出範囲 | EV-6~20 |
フォーカス備考 | 自動認識(顔・瞳・人体・動物) |
シャッター
シャッター形式 | フォーカルプレーンシャッター |
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シャッタースピード | メカシャッター:60~1/8,000秒、電子先幕:60~1/2,000秒、電子シャッター:60~1/8,000秒 |
連写速度 | メカシャッター:約9コマ/秒、電子シャッター:約9コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW連写:60枚以上 |
露出制御
撮影感度 | ISO100~51200 |
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測光方式 | 1728分割測光 |
測光モード | マルチ測光/中央重点測光/スポット測光/ハイライト重点測光 |
ファインダー
ファインダー形式 | 0.5型 / 約576万ドット |
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視野率 | 100% |
倍率 | 約0.78倍 |
モニター
可動・タッチパネル | フリーアングル、タッチパネル対応 |
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画面サイズ/ドット数 | 3.2型 /約233万ドット |
動画撮影
4K | C4K(4096x2160)60p、 4K(3840x2160)60p |
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フルHD | Full HD(1920×1080)60p |
ネットワーク
WI-Fi | ○ |
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Bluetooth | ○ |
その他
使用可能温度 | -10℃~+40℃ |
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使用可能湿度 | 10~80 % |
発売日 | 2019-09-25 |