「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」の詳細情報と「E-M10 Mark II」との違い
目次
メーカー概要
きれいな写真を自在に撮れる小型軽量一眼OM-D E-M10 Mark III
引用:オリンパス製品情報
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」の特徴について
「E-M10 Mark III」の立ち位置について
ミラーレス
エントリー
「E-M10 Mark III」は難しい操作をすることなく、手軽に高画質な撮影が楽しめるエントリーモデルのカメラです。あらゆるシーンでの手ぶれを抑える強力な5軸手ぶれ補正と充実の機能によって、美しい写真撮影が楽しめる。
ちなみに、このカメラは現在旧モデルとなっています。
「E-M10 Mark III」のボディーについて
質量410g
防塵防滴×
手ぶれ補正○
タッチパネル○
モニターチルト式
水準器○
フラッシュ内蔵:○
「E-M10 Mark III」は重さ410gです。軽量コンパクトなので携帯製が高く、気軽に持ち歩けます。
さらに、金属外装にレザーの質感をあしらった高級感あふれるクラシックデザインです。

旧モデルよりもグリップが握りやすくなった他、大きくなったダイヤル、機能を直接呼び出せる十字キーなど、操作性も向上しています。モニターはチルト式でタッチパネル対応。
ファインダーについては、倍率1.23倍(換算0.615倍)、約236万ドットとなっています。ファインファー内の見え方がやや狭いのが、上位クラスのカメラに劣る点です。また、防塵防滴ではありません。
ただし、ボディ内5軸手ぶれ補正は搭載しています。効果は4.0段分です。

手持ち撮影をサポートし、ブレを軽減してくれます。また、ファインダー内も安定するので見やすくなる。
他社のカメラだとエントリーモデルには、ボディ内手ぶれ補正は非搭載なことがありますが、オリンパスはエントリーモデルからしっかりと搭載しています。
ただし、レンズ内手ぶれ補正とボディ内手ぶれ補正をシンクロさせる「5軸シンクロ手ぶれ補正」は不可です(ミドルクラス以上のモデルに対応)。
「E-M10 Mark III」のセンサーについて
有効画素数1605万画素
ISO感度200-25600
TruePic VIII
「E-M10 Mark III」は1605万画素のセンサーを搭載しています。上位モデルだと2000万画素代のカメラがあるので、画素数はちょっと控え目です。ただし、スマホで見たりするには十分ですし、大きくプリントすることもできます。
「E-M10 Mark III」の連写性能について
最高連写8.6コマ/秒
「E-M10 Mark III」の連写は最高8.6コマ/秒です。高速連写が可能なので、被写体の一瞬も逃しにくい。連続撮影可能枚数は約21コマ(RAW)なので、多くはないですが、必要十分な枚数かと思います。
「E-M10 Mark III」のAF性能について
AFポイント121点
「E-M10 Mark III」は121点のAFエリアを備えています。これはフラッグシップ機「E-M1X」と同じ仕様です。また、モニターにタッチすることでピントを合わせ撮影できる「タッチAFシャッター」に対応。人物の顔や、カメラに近い方の瞳を検出してフォーカスを行う顔優先AF・瞳優先AFも可能です。
「E-M10 Mark III」の動画性能とネットワークについて
4K動画○
フルHD○
Wi-Fi○
Bluetooth×
「E-M10 Mark III」は4K30pの動画に対応しています。連続最大で29分まで。また、120fps(1280×720)のハイスピード動画も可能です。
そして、「E-M10 Mark III」はWi-Fiを内蔵しているので、スマホアプリOlympus Image Share(OI.Share)を使い、カメラとスマホを手軽に接続し、撮った写真をスマホに取り込むことができます。写真への位置情報の付与なども可能。
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」と旧モデル「E-M10 Mark II」との違い
旧モデルである「E-M10 Mark II」との主な違いは以下の通りです。
- 画像処理エンジン
- AF性能
- 動画性能
画像処理エンジン
「E-M10 Mark III」は画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載していますが、「E-M10 Mark II」は「TruePic VII」を搭載しています。「E-M10 Mark III」の方が1世代新しい。
AF性能
「E-M10 Mark III」は121点のAFエリアを搭載していますが、「E-M10 Mark II」は81点のAFエリアです。AF性能は新モデルの「E-M10 Mark III」の方が高性能。
動画性能
「E-M10 Mark III」は4K動画が撮影可能ですが、「E-M10 Mark II」はフルHDまでの動画撮影です。
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」と上位機「E-M5 Mark III」との違い
上位機である「E-M5 Mark III」との主な違いは以下の通りです。
- 画素数
- ボディ性能
- 連写性能
- 動画性能
- 通信
画素数
「E-M10 Mark III」は1605万画素、「E-M5 Mark III」は2037万画素なので、「E-M5 Mark III」の方がより高画素で繊細感が高いです。「E-M5 Mark III」はハイレゾショットも可能(「E-M10 Mark III」はハイレゾ不可)。
ボディ性能
「E-M10 Mark III」は410g、「E-M5 Mark III」は414gです。後者の方がちょっと重い。ただし、「E-M5 Mark III」は防塵防滴構造になっています。「E-M10 Mark III」は防塵防滴ではない。
また、「E-M10 Mark III」のモニターは通常のチルト式ですが、「E-M5 Mark III」は2軸で可動するのでより自由度が高いです。
そして、「E-M10 Mark III」のファインダー倍率は1.23倍(換算0.615倍)なのに対し、「E-M5 Mark III」は1.37倍(換算0.685倍)なので、上位モデルである「E-M5 Mark III」の方がよりファインダー内が広く見えます。
連写性能
「E-M10 Mark III」は8.6コマ/秒、「E-M5 Mark III」は10コマ/秒の連写性能となっています。また、「E-M5 Mark III」は約150コマ(RAW)の連続撮影が可能でバッファーも大容量です(「E-M10 Mark III」は約21コマ)。
ちなみに、「E-M5 Mark III」は1/8000秒の高速メカニカルシャッターに対応しています(「E-M10 Mark III」は1/4000秒まで)。明るい屋外で大口径レンズを開放でも使えます。
動画性能
「E-M10 Mark III」は4K(3840x2160)30pの動画撮影が可能ですが、これに加え「E-M5 Mark III」はさらにCinema4K(C4K) 24pの4K動画記録に対応可能です。
通信
「E-M10 Mark III」はWi-Fiのみに対応していましたが、「E-M5 Mark III」はBluetoothにも対応しています。スマートフォンアプリ「OI.Share」を起動するだけで、Bluetoothを介してカメラとスマートフォンのWi-Fi接続が可能。撮影した画像はシェア予約でスマートフォンに自動転送できます。
ライバルカメラ
仕様
参考リンク
基本仕様
タイプ | ミラーレス |
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マウント | Mフォーサーズ |
寸法 | 121.5mm(W)×83.6mm(H)×49.5mm(D) |
質量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約410g(CIPA準拠 付属充電池およびメモリーカード含む) |
防塵防滴 | × |
ボディ内手ブレ補正 | ○(5軸手ブレ補正) |
水準器 | ○ |
内蔵フラッシュ | ○ |
バッテリー寿命 | 約330枚 |
センサー
センサーサイズ | フォーサーズ |
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センサー備考 | - |
有効画素数 | 1605万画素 |
ローパスフィルター | ローパスフィルターレス |
画像処理エンジン | TruePic VIII |
静止画記録形式
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC、SDXC、UHS-I,II対応、Eye-Fiカード対応) |
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画像ファイル形式 | RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、RAW+JPEG |
記録画素数 | [RAW]4608×3456、 [JPEG]4608×3456 ~ 1280×960 |
スロット数 | シングルスロット |
オートフォーカス
AF方式 | ハイスピードイメージャAF |
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フォーカスポイント | 121点 |
検出範囲 | - |
フォーカス備考 | 瞳優先AF:Off/近距離の瞳優先 |
シャッター
シャッター形式 | 電子制御フォーカルプレーン式、電子先幕シャッター、電子シャッター |
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シャッタースピード | 電子:1/16000~60秒、 電子先幕:1/320~60秒、 メカニカル:1/4000~60秒 |
連写速度 | 最速8.6コマ / 秒 |
連続撮影可能枚数 | [RAW]:約21コマ |
露出制御
撮影感度 | 200 - 25600 |
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測光方式 | TTL撮像センサー測光 |
測光モード | 324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光ハイライト / シャドー |
ファインダー
ファインダー形式 | アイレベル式OLEDビューファインダー/約236万ドット |
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視野率 | 100% |
倍率 | 約1.23倍(35mm判換算で0.615倍) |
モニター
可動・タッチパネル | タッチパネル対応、チルト式 |
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画面サイズ/ドット数 | 3.0型/約104万ドット |
動画撮影
4K | 4K(3840x2160) 29.97fps |
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フルHD | フルHD(1920x1080) 59.94fps |
ネットワーク
WI-Fi | ○ |
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Bluetooth | × |
その他
使用可能温度 | 0 ~ +40℃(動作時)、-20 ~ +60℃(保存時) |
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使用可能湿度 | 30 ~ 90%(動作時)、10 ~ 90%(保存時) |
発売日 | 2017-09-15 |