「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」の詳細情報
目次
メーカー概要
5軸手ぶれ補正搭載、毎日使える小型スタイリッシュ一眼
引用:オリンパス製品情報
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」の特徴について
「E-M10 Mark II」の立ち位置について
ミラーレス
エントリー
「E-M10 Mark II」はOM-Dシリーズのエントリーモデルです。使いやすく誰でも、あらゆるシーンで簡単に美しい写真を撮りやすい。また、質感を重視した金属ボディーの小型デザインが、スタイリッシュさと携帯性を実現しています。気軽に毎日使えるカメラです。
ちなみに、このカメラは2015年発売で旧モデルとなっています。2017年に発売された「E-M10 Mark III」が後続モデルです。
「E-M10 Mark II」のボディーについて
質量399g
防塵防滴×
手ぶれ補正○
タッチパネル○
モニターチルト式
水準器○
フラッシュ内蔵:○
「E-M10 Mark II」は重さ399gで、オリンパスのOM-Dシリーズでは最軽量です。軽量コンパクトなので携帯製が高く、気軽に持ち歩けます。
さらに、金属外装にレザーの質感をあしらった高級感あふれるデザインです。

おしゃれに使えるカメラになっています。また、ダイヤルなどの配置も使いやすく操作性も高い。
ファインダーについては、倍率1.23倍(35mm判換算で0.615倍)、約236万ドットとなっています。ファインファー内の見え方がやや狭いのが、上位クラスのカメラに劣る点です。また、防塵防滴ではありません。
ただし、「E-M10 Mark II」はボディ内5軸手ぶれ補正を搭載しています。

手持ち撮影をサポートし、ブレを軽減してくれます。また、ファインダー内も安定するので見やすくなる。
他社のカメラだとエントリーモデルには、ボディ内手ぶれ補正は非搭載なことがありますが、オリンパスはエントリーモデルからしっかりと搭載しています。ただし、レンズ内手ぶれ補正とボディ内手ぶれ補正をシンクロさせる「5軸シンクロ手ぶれ補正」は不可です(ミドルクラス以上のモデルに対応)。
「E-M10 Mark II」のセンサーについて
有効画素数1605万画素
ISO感度200-25600
TruePic VIII
「E-M10 Mark II」は1605万画素のセンサーを搭載しています。上位モデルだと2000万画素代のカメラがあるので、画素数はちょっと控え目です。ただし、スマホで見たりするには十分ですし、大きくプリントすることもできます。
「E-M10 Mark II」の連写性能について
最高連写8.5コマ/秒
「E-M10 Mark II」の連写は最高8.5コマ/秒です。高速連写が可能なので、被写体の一瞬も逃しにくい。連続撮影可能枚数は約22コマ(RAW)なので、多くはないですが、必要十分な枚数かと思います。
「E-M10 Mark II」のAF性能について
AFポイント81点
「E-M10 Mark II」は81点AFエリアを備えており、モニターにタッチすることでピントを合わせ撮影できる「タッチAFシャッター」に対応しています。さらに、人物の顔や、瞳を検出してフォーカスを行う顔優先AF・瞳優先AFも可能です。
「E-M10 Mark II」の動画性能とネットワークについて
4K動画×
フルHD○
Wi-Fi○
Bluetooth×
「E-M10 Mark II」は4K動画には対応していませんが、フルHD60pの動画には対応しています。連続撮影は最大29分まで。また、120fps(640x480)のハイスピード動画にも対応しています。
そして、「E-M10 Mark II」はWi-Fiを内蔵しているので、スマホアプリOlympus Image Share(OI.Share)を使い、カメラとスマホを手軽に接続し、撮った写真をスマホに取り込むことができます。写真への位置情報の付与なども可能。
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」と上位機「E-M5 Mark III」との違い
上位機である「E-M5 Mark III」との主な違いは以下の通りです。
- 画素数
- ボディ性能
- AF性能
- 連写性能
- 動画性能
- 通信
画素数
「E-M10 Mark II」は1605万画素、「E-M5 Mark III」は2037万画素なので、「E-M5 Mark III」の方がより高画素で繊細感が高いです。「E-M5 Mark III」はハイレゾショットも可能(「E-M10 Mark II」はハイレゾ不可)。
また、「E-M10 Mark II」の画像処理エンジン「TruePic VII」、「E-M5 Mark III」は「TruePic VIII」なので、「E-M5 Mark III」の方がより新しい。
ボディ性能
「E-M10 Mark II」は399g、「E-M5 Mark III」は414gです。後者の方がちょっと重い。ただし、「E-M5 Mark III」は防塵防滴構造になっており、ボディ内手ぶれ補正はレンズとシンクロさせる「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応しています。
また、「E-M10 Mark II」のモニターは通常のチルト式ですが、「E-M5 Mark III」は2軸で可動するのでより自由度が高いです。
そして、「E-M10 Mark II」のファインダー倍率は1.23倍(換算0.615倍)なのに対し、「E-M5 Mark III」は1.37倍(換算0.685倍)なので、後者の方がよりファインダー内が広く見えます。
AF性能
「E-M10 Mark II」は81点のAFエリアですが、「E-M5 Mark III」は121点オールクロス像面位相差AFセンサーを採用しており、後者の方がより素早く正確にピント合わせが可能となっています。
連写性能
「E-M10 Mark II」は8.5コマ/秒、「E-M5 Mark III」は10コマ/秒の連写性能となっています。また、「E-M5 Mark III」は約150コマ(RAW)の連続撮影が可能でバッファーも大容量です(「E-M10 Mark II」は約22コマ)。
ちなみに、「E-M5 Mark III」は1/8000秒の高速メカニカルシャッターに対応しています(「E-M10 Mark II」は1/4000秒まで)。明るい屋外で大口径レンズを開放でも使えます。
動画性能
「E-M10 Mark II」はフルHDまでの動画撮影でしたが、「E-M5 Mark III」は4K 30p、Cinema4K(C4K) 24pの4K動画記録に対応可能です。4K記録時は102Mbps、Cinema4K(C4K)記録時は237Mbpsの高ビットレート記録が可能。
通信
「E-M10 Mark II」はWi-Fiのみに対応していましたが、「E-M5 Mark III」はBluetoothにも対応しています。スマートフォンアプリ「OI.Share」を起動するだけで、Bluetoothを介してカメラとスマートフォンのWi-Fi接続が可能。撮影した画像はシェア予約でスマートフォンに自動転送できます。
「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II」と新モデル「E-M10 Mark III」との違い
E-M10 Mark II
新モデルである「E-M10 Mark III」との大きな違いは以下の通りです。
- 画像処理エンジン
- AF性能
- 動画性能
画像処理エンジン
「E-M10 Mark II」は画像処理エンジン「TruePic VII」を搭載していましたが、「E-M10 Mark III」は「TruePic VIII」を搭載しています。「E-M10 Mark III」の方が1世代新しい。
AF性能
「E-M10 Mark II」は81点のAFエリアでしたが、「E-M10 Mark III」は121点に増えています。AFの追従性なども進化している。
動画性能
「E-M10 Mark II」はフルHDまでの動画撮影でしたが、「E-M10 Mark III」は4K30pでの4K動画が撮影可能です。
ライバルカメラ
仕様
参考リンク
基本仕様
タイプ | ミラーレス |
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マウント | Mフォーサーズ |
寸法 | 119.5mm(W)×83.1mm(H)×46.7mm(D) |
質量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約399g |
防塵防滴 | × |
ボディ内手ブレ補正 | ○(5軸手ブレ補正) |
水準器 | ○ |
内蔵フラッシュ | ○ |
バッテリー寿命 | 約320枚 (BLS-50、東芝 SDHC UHS-Ⅰカード EXCERIATM Type1 32GB 使用時、IS ON、CIPAの試験基準による) |
センサー
センサーサイズ | フォーサーズ |
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センサー備考 | - |
有効画素数 | 1605万画素 |
ローパスフィルター | ローパスフィルターレス |
画像処理エンジン | TruePic VII |
静止画記録形式
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC、SDXC、UHS-Ⅰ、Ⅱ対応Eye-Fiカード対応) |
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画像ファイル形式 | RAW(12bitロスレス圧縮)、JPEG、RAW+JPEG、MPO(3D) |
記録画素数 | [RAW] 4608 x 3456、 [JPEG] 4608 x 3456 - 640 x 480 |
スロット数 | シングルスロット |
オートフォーカス
AF方式 | ハイスピードイメージャAF |
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フォーカスポイント | 81エリア |
検出範囲 | - |
フォーカス備考 | 瞳検出AF:Off/近距離の瞳優先/右側の瞳優先/左側の瞳優先 |
シャッター
シャッター形式 | 電子制御フォーカルプレーン式 |
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シャッタースピード | 電子:1/16000~60秒、 電子先幕:1/320~60秒、 メカニカル:1/4000~60秒 |
連写速度 | 約8.5コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | [RAW]:約22コマ |
露出制御
撮影感度 | 200 - 25600 |
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測光方式 | TTL撮像センサー測光 |
測光モード | 324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、スポット測光、スポット測光ハイライト / シャドー |
ファインダー
ファインダー形式 | アイレベル式OLEDビューファインダー/約236万ドット |
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視野率 | 約100% |
倍率 | 1.23倍(35mm判換算で0.615倍) |
モニター
可動・タッチパネル | タッチパネル対応、チルト式 |
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画面サイズ/ドット数 | 3.0型可動式液晶/約104万ドット |
動画撮影
4K | × |
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フルHD | フルHD(1920x1080) 59.94fps |
ネットワーク
WI-Fi | ○ |
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Bluetooth | × |
その他
使用可能温度 | 0~+40℃(動作時)、-20~+60℃(保存時) |
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使用可能湿度 | 30~90%(動作時)、10~90%(保存時) |
発売日 | 2015-09-04 |