「SONY α6500 ILCE-6500」の詳細情報と「α6400」との違い
目次
メーカー概要
0.05秒のAFスピードと光学式5軸ボディ内手ブレ補正、タッチパネル搭載の小型・軽量一眼
引用:ソニー製品情報
「SONY α6500」の特徴について
「α6500」の立ち位置について
ミラーレス
ハイエンド
「α6500」はAPS-C機のハイエンドモデルになります。ただし、2016年発売の旧モデルです。現在は2019年発売の「SONY α6600」が後続モデルとなっている。
「α6500」のボディーについて
質量453g
防塵防滴○
手ぶれ補正○
タッチパネル○
モニターチルト式
水準器○
フラッシュ内蔵:○
「α6500」は重さ約453gです。モニターはチルト式でタッチパネル対応ですが、最新モデルのように180度回転させることは出来ません。
ファインダー(EVF)は1.0cm(0.39型)で約236万ドットの有機ELファインダー「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載(換算約0.7倍)。120fpsのフレームレート対応です。高解像度・高コントラストで滑らかな表示になっています。電子水準器も使用可能です。
また、フルマグネシウム合金のボディで堅牢性が高いです。さらに、各所にシーリングを施すことで、防塵防滴に配慮した設計となっています。ちょっとくらいの悪天候の中でも安心して撮影可能です。
そして、「α6500」はハイエンドモデルだけあって、効果5.0段分の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載しています。これはハイエンドモデルのみで、これより下位クラスのモデルには搭載されていません。

手持ち撮影をしっかりとサポートしてくれますし、ファインダーも安定して見やすくなります。やはり、手ぶれ補正が搭載されていると、ぐっと使い勝手が向上する。
「α6500」のセンサーについて
有効画素数2420万画素
ISO感度100-25600
BIONZ X
「α6500」は有効約2420万画素CMOSセンサーを搭載。銅配線の採用と高効率な回路プロセスによる高い集光効率で、 幅広い感度領域と高感度撮影時の優れた低ノイズ性能を実現しています。センサー性能に定評のあるソニーなので、画質は良いでしょう。ローパスフィルターはあるようです。
「α6500」の連写性能について
最高連写11コマ/秒
「SONY α6500」は約11コマ/秒の高速連写が可能です。連続撮影枚数は107枚(RAW)、301枚(JPEG L)なので、バッファーは大容量。バッファー容量はソニーAPS-Cミラーレス機の中で最も多いようです。途切れることなく連写が可能で、決定的瞬間を逃しません。
「α6500」のAF性能について
AFポイント425点
「α6500」は425点像面位相差AFセンサーを採用しています。これは最新の「α6600」や「α6400」と同じ数です。しかし、「SONY α6500」のコントラストAFは169点ですが、「α6600」や「α6400」は425点なので、コントラストAFの数で劣ります。

とは言っても、「SONY α6500」でも十分で困ることはないかと思います。「ファストハイブリッドAF」で、AFレスポンスは0.05秒を謳っています。
あとは、「SONY α6500」はリアルタイムトラッキングには対応していません。やはりAF性能はより新しいモデルである「α6600」や「α6400」には劣るようです。
「α6500」の動画性能とネットワークについて
4K動画○
フルHD○
Wi-Fi○
Bluetooth○
NFC
「α6500」は4K30pでの4K動画が本体内で記録可能です。APS-Cセンサーでの画素加算のない全画素読み出しにより、4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約2.4倍(6K相当)の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力。オーバーサンプリング効果で、圧倒的な解像力を誇る4K動画画質を実現しています。
また、NFC搭載なので、NFC対応のスマホやタブレットにタッチするだけで、写真や動画を転送できる「ワンタッチシェアリング」が可能です。カメラと携帯端末それぞれに接続設定や操作をする必要がなく、ワンタッチですばやく転送できるため、SNSなどにアップロードして手軽にシェアできます。
「SONY α6500」と新モデル「SONY α6600」との違い
新モデルである「SONY α6600」との主な違いは以下の通りです。
- ボディー性能
- AF性能
- 連写性能
- バッテリーライフ
ボディー性能
「SONY α6600」の方が50gほど重くなっていますが、これはバッテリーの容量増加のためかと思います。あと、「SONY α6600」のモニターは180度回転式で自撮りなどが可能となっています。「SONY α6500」はただのチルト式です。それから、「SONY α6600」は内蔵フラッシュが省略されていますが、「SONY α6500」には搭載しています。
AF性能
「SONY α6500」は425点像面位相差AFセンサー+169点コントラストAFですが、「SONY α6600」は425点像面位相差AFセンサー+425点コントラストAFで、コントラストAFが強化されているので、「SONY α6600」の方がAFがより速いです。検出輝度も「SONY α6500」はEV-1〜20、「SONY α6600」はEV-2〜20なので、後者の方がやや暗所に強い。
それから「SONY α6600」はAIを駆使したリアルタイムトラッキングを採用しており、動体への追従性能が強化されています。フラグシップ機のα9並のAF性能です。「SONY α6500」はリアルタイムトラッキングには対応していません。
連写性能
両機とも11コマ/秒で連写速度は同じですが、「SONY α6500」は連続撮影枚数は107枚(RAW)、301枚(JPEG L)に対し、「SONY α6600」は連続撮影枚数は46枚(RAW)、116枚(JPEG L)なので、これは「SONY α6500」の方が高性能です。
バッテリーライフ
「SONY α6500」のバッテリーライフは約310枚(ファインダー使用時)、約350枚( 液晶モニター使用時)ですが、「SONY α6600」は約720枚(ファインダー使用時)、約810枚( 液晶モニター使用時)で2倍以上に増えています。これは大きな変化ですね。
「SONY α6500」と下位機「SONY α6400」との違い
下位機である「SONY α6400」との主な違いは以下の通りです。「SONY α6400」の方が新しいので、上位機の「SONY α6500」が劣っている部分もあります。
- ボディー性能
- ボディ内手ぶれ補正
- AF性能
- 連写性能
ボディー性能
「SONY α6400」は180度回転するチルト式ですが、「SONY α6500」は180度回転は不可で通常のチルト式です。ただし、「SONY α6500」の方がボディーに多くマグネシウム合金が使われており、より剛性が高められています。
ボディ内手ぶれ補正
「SONY α6400」はボディ内手ぶれ補正非搭載ですが、「SONY α6500」は搭載しています。
AF性能
「SONY α6400」は425点像面位相差AFセンサー+425点コントラストAFですが、「SONY α6500」は425点像面位相差AFセンサー+169点コントラストAFで、「SONY α6500」がコントラストAFの数で劣ります。AF速度も0.02秒と0.05秒で、「SONY α6500」が劣ります。また、検出輝度は「SONY α6400」はEV-2〜20、「SONY α6500」はEV-1〜20なので、後者の方がやや暗所に弱い。
それから「SONY α6400」はAIを駆使したリアルタイムトラッキングを採用しており、動体への追従性能が強化されています。
連写性能
両機とも11コマ/秒で同じですが、連続撮影枚数が「α6400」は46枚(RAW)、 116枚(JPEG L)ですが、「α6500」は107枚(RAW)、 301枚(JPEG L)です。これは「α6500」は2倍以上のバッファメモリーがあるのでより優れた高速撮影が可能になります。
ライバルカメラ
仕様
参考リンク
基本仕様
タイプ | ミラーレス |
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マウント | Eマウント |
寸法 | 約120.0(幅)×66.9(高さ)×64.4(奥行き)mm |
質量(バッテリーとメモリカードを含む) | 約453g |
防塵防滴 | ○ |
ボディ内手ブレ補正 | ○(5軸手ブレ補正) |
水準器 | ○ |
内蔵フラッシュ | ○ |
バッテリー寿命 | ファインダー使用時:約310枚、 液晶モニター使用時:約350枚 |
センサー
センサーサイズ | APS-C |
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センサー備考 | - |
有効画素数 | 約2420万画素 |
ローパスフィルター | あり |
画像処理エンジン | BIONZ X |
静止画記録形式
記録メディア | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(M2)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I 対応)、SDXCメモリーカード(UHS-I 対応)、microSD メモリーカード、microSDHC メモリーカード、microSDXC メモリーカード |
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画像ファイル形式 | JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.31、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソニーARW 2.3フォーマット) |
記録画素数 | Lサイズ: 6000 x 4000(24M),Mサイズ: 4240×2832(12M),Sサイズ: 3008x2000(6.0M) |
スロット数 | シングルスロット |
オートフォーカス
AF方式 | ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
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フォーカスポイント | 425点 |
検出範囲 | EV-1-20 |
フォーカス備考 | 瞳AF |
シャッター
シャッター形式 | 電子制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター |
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シャッタースピード | 1/4000-30秒 |
連写速度 | Hi+時:最高約11コマ/秒、Hi時:最高約8コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | RAW:107枚、JPEG Lサイズ スタンダード:301枚 |
露出制御
撮影感度 | ISO100~25600 |
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測光方式 | 1200分割ライブビュー分析測光 |
測光モード | マルチ測光、中央重点測光、スポット測光(標準/大)、画面全体平均測光、ハイライト重点測光 |
ファインダー
ファインダー形式 | 1.0cm(0.39型) 電子式ビューファインダー/2,359,296 ドット |
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視野率 | 100% |
倍率 | 約1.07倍(35mm判換算:約0.70倍) |
モニター
可動・タッチパネル | タッチパネル対応、チルト式 |
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画面サイズ/ドット数 | 7.5cm(3.0型)ワイド TFT駆動/921 600ドット |
動画撮影
4K | 4K(3840x2160) 30p |
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フルHD | Full HD(1920×1080)60p |
ネットワーク
WI-Fi | ○ |
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Bluetooth | ○ |
その他
使用可能温度 | - |
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使用可能湿度 | - |
発売日 | 2016-12-02 |