「CANON EOS 90D」の詳細情報と80D、9000D、X9iとの違い。

メーカー概要

光学ファインダー撮影での最高約10コマ/秒の高速連写、約3250万画素の高い解像度を実現した一眼レフカメラ。動体撮影など幅広いシーンで活躍します。

引用:キヤノン製品情報

「CANON EOS 90D」の特徴について

「EOS 90D」の立ち位置について

一眼レフ

ミドルクラス

「EOS 90D」はミドルクラス機に該当します。2019年に旧モデルの「EOS 80D」からリニューアルされ、ハイエンドモデルにも見劣りしないスペックとなっています。

「EOS 90D」のボディーについて

質量
701g

防塵防滴

手ぶれ補正
×

タッチパネル

モニター
バリアングル

水準器

フラッシュ
内蔵:○

「EOS 90D」の重さは701gです。ファインダーはプリズムが使われています。エントリー機はミラーだったので、これと比べるとプリズムの方が明るくクリア。また、視野率100%、倍率0.95倍なので、ファインダー内は広く見やすいです。エントリー機は視野率95%などで、画像となる範囲が全て見えませんでした。

さらにボディは各所にシーリングを施された防塵防滴構造です。屋外では急な天候の変化、過酷な状況での撮影は少なくありませんが、これなら安心して撮影していられます。

モニターはバリアングルでタッチパネル対応。さらにマルチコントローラーも新たに配置されています。

CANON EOS 90Dの詳細情報と80D、9000D、X9iとの違い。

マルチコントローラーは、AFフレームの選択や瞳AFでのフレームの移動、MENU画面での項目切り替えなど、柔軟にカスタマイズ可能です。

「EOS 90D」のセンサーについて

有効画素数
3250万画素

ISO感度
100-25600

DIGIC 8

「 EOS 90D」はAPS-C機ながら約3250万画素のセンサーを搭載。高画素ならではのディテールに迫れる描写性能を得られます。もちろん、高画素なのでブレにシビアだったり、高性能レンズが必要だったりもしますが、繊細感のある画は大きな魅力ですね。ちなみに、ローパスフィルターはあるようです。

そして、映像エンジン「DIGIC 8」です。映像エンジンはカメラの頭脳。これにより綺麗にノイズ低減処理をしたり、撮影時のデジタルレンズオプティマイザなどの機能を実現しています。

ちなみに、海外のレビューによると、90Dは高画素ながら、低画素の80Dと同レベルのダイナミックレンジを維持しているようです。通常、高画素になると性能は落ちるはずなので、90Dのセンサーはしっかりと改良されているようですね(下のリンクを参照ください)。

「EOS 90D」の連写性能について

ファインダー
10コマ/秒

モニター
11コマ/秒

「EOS 90D」は最高約10コマ/秒で高速連写可能。さらに、ライブビューだと最高約11コマ/秒まで速くなります。これはハイクラスのカメラに匹敵する性能。一瞬のシャッターチャンスも逃しません。ただし、連続撮影可能枚数が24枚(RAW)なので、バッファー不足なのは否めません。これだけの連写速度なら最低でも50枚くらい撮れれば良かったです。

ちなみに、通常のシャッターの他に、電子先幕シャッターや電子シャッターも利用できます(連写時は使用不可)。電子先幕シャッターや電子シャッターは静音性に優れている上に、機構ブレが生じないので微ブレを抑えた鮮鋭な画像を得られます。

「EOS 90D」のAF性能について

AFポイント
45点

「EOS 90D」はオールクロス45点AFセンサーを搭載しています。測距点はファインダー内で広範囲・高密度に配列されているので、構図の自由度があり、動く被写体でも追従しやすいです。輝度範囲はEV-3~18で暗所にも強い。ただし、9000DやX9iも同様の仕様なので、もう少し頑張って欲しかったところではあります。

モニターを使ったライブビュー撮影では、高性能デュアルピクセルCMOS AFにより高速なAFが可能です。画面内の約88%×約100%の領域で、5481ポジションからAFエリアを選べます。

CANON EOS 90Dの詳細情報と80D、9000D、X9iとの違い。

これは非常に自由度が高いですね。そして、低輝度撮影限界性能はEV-5なので、非常に暗い場所でもAFが効きます。AF性能はファインダー使用時よりも、ライブビュー撮影の方が良いくらいですね。

そして、90Dは瞳AFを搭載しているのも大きな魅力です。

CANON EOS 90Dの詳細情報と80D、9000D、X9iとの違い。

被写体の瞳を検知してAFしてくれます。ライブビュー撮影時、動画撮影時のどちらにも対応し、動き回る人物の瞳を追尾可能。ポートレート撮影で非常に便利な機能です。

「EOS 90D」の動画性能について

4K動画

フルHD

「EOS 90D」は4K30p動画撮影が可能です。高画質・高感度な映像表現ができるので、プロフェッショナルな使用もできます。あとは4K動画の1フレームを、約830万画素(3840×2160)の画像として、JPEGで保存することもできる。動画感覚で静止画を撮れるので便利ですね。

「EOS 90D」のネットワークについて

Wi-Fi

Bluetooth

「EOS 90D」はWi-FiやBluetoothに対応。スマホ用アプリ「Camera Connect」をインストールしておけば、撮影した写真や動画を、撮ったその場でスマホに転送できます。スマホの画面で構図を確認しながらのリモート撮影も可能。

「EOS 90D」と旧モデル「EOS 80D」との違い

旧モデルである「EOS 80D」との主な違いは以下の通りです。

  • ボディ
  • 画素数が2420万画素→3250万画素へ
  • AF性能の向上
  • 連写が7コマ/秒→10コマ/秒へ
  • 4K動画に対応
  • バッテリーライフ

ボディ

90Dは701gですが、80Dは730gでやや重いです。また、90Dにはマルチコントローラーが新たに配置されており、利便性も高くなっています。ちなみに、両機とも防塵防滴、ファインダーも同じ仕様です。

画素数が2420万画素→3250万画素へ

90Dは3250万画ですが、80Dは2420万画素です。90Dの方が繊細な画を楽しめます。また、90DがDIGIC8搭載で常用ISO感度が100-25600、80DがDIGIC6搭載で常用ISO感度が100-16000となっており、90Dの方がより感度耐性もあるようですね。

AF性能の向上

両機ともオールクロス45点AFセンサー搭載で同じですが、ライブビューでのAF性能が大きく異なります。

90Dは画面内の約88%×約100%の領域で、5481ポジションからAFエリアを選べ、低輝度撮影限界性能はEV-5ですが、80Dは約80%×約80%の領域で、低輝度撮影限界性能もEV0です。90Dの方が画面の広範囲でAF可能で、暗い場所にも強いです。

さらに、90Dは瞳AF可能ですが、80Dは不可になっています。

連写が7コマ/秒→10コマ/秒へ

90Dは最高連写10コマ/秒(ライブビューでは11コマ/秒)なのに対し、80Dは最高連写7コマ/秒(ライブビューでは5コマ/秒)です。90Dの方が大幅に優れています。ただし、バッファーについては24枚と20枚で、差ほど変わりません。

4K動画に対応

90Dは4K動画に対応し、4K動画から静止画を切り出すことも可能です。一方で、80DはフルHDまでで、静止画を切り出すこともできません。

バッテリーライフ

90Dはファインダー撮影に約1860枚ものバッテリーライフがありますが、80Dは約960枚なので半分程度になっています。90Dの方が省エネ設計なんですね。

「EOS 90D」と下位機「EOS 9000D、EOS X9i」との違い

下位機である「EOS 9000D、EOS X9i」との主な違いついては、主要な点に絞ってまとめたいと思います。

  • ボディの性能
  • 画素数
  • 連写性能
  • AF性能
  • 動画性能

ボディの性能

D90のボディは防塵防滴で気候耐性が高いです。雨や雪で濡れても安心して撮影できます。一方で、EOS 9000DやEOS X9は防塵防滴ではないので、ある程度気を付ける必要があるでしょう。

また、ファインダーも90Dはプリズム採用で明るくクリア、視野率100%・ファインダー倍率0.95倍で広く見やすいです。一方で、EOS 9000DやEOS X9はミラー採用でプリズムほど明るくクリアではありません。また、視野率95%・ファインダー倍率0.82倍なので、写真となる範囲が全て確認できず、またファインダー内の見え方がやや狭いです。

ただし、90Dは701gなのに対し、EOS 9000DやEOS X9は540g程度なので、後者の方が軽量コンパクトです。

画素数

90Dが3250万画素なのに対し、EOS 9000DやEOS X9は2420万画素なので、写真の解像感に差が出ます。画像処理エンジンもDIGIC8とDIGIC7で差があるので、ノイズ耐性などの違いもあるかもしれませんね。

連写性能

90Dは最高連写10コマ/秒(ライブビューでは11コマ/秒)なのに対し、EOS 9000DやEOS X9は最高連写6コマ/秒(ライブビューでは3.5コマ/秒)なので、速度が全然違います。90Dの方が高速連写で瞬間を逃しにくいです。

AF性能

オールクロス45点AFセンサー搭載という点は全て同じですが、ライブビューでのAF性能が大きく異なります。

EOS 9000DやEOS X9は画面の横約80%×縦約80%のエリアでAF可能、低輝度撮影限界性能はEV-2なのに対し、90Dは約88%×約100%の領域で、5481ポジションからAFエリアを選べ、低輝度撮影限界性能はEV-5です。90Dの方が広範囲でAFでき、暗所にも強い。

また、90Dは瞳AFが使えますが、EOS 9000DやEOS X9は使えません。

動画性能

90Dは4K動画に対応していますが、EOS 9000DやEOS X9はフルHDのみです。

ライバルカメラ

仕様

基本仕様

タイプ一眼レフ
マウントEFマウント
寸法約140.7(幅)×104.8(高さ)×76.8(奥行)mm
質量
(バッテリーとメモリカードを含む)
約701g
防塵防滴
ボディ内手ブレ補正×
水準器
内蔵フラッシュ
バッテリー寿命ファインダー撮影:常温(+23℃)約1860枚/低温(0℃)約1850枚

センサー

センサーサイズAPS-C
センサー備考-
有効画素数約3250万画素
ローパスフィルターあり
画像処理エンジンDIGIC 8

静止画記録形式

記録メディアSD/SDHC/SDXCメモリーカード
画像ファイル形式JPEG、RAW(14bit、キヤノン独自:.CR3)
記録画素数L(ラージ):約3230万(6960×4640)画素 、M(ミドル):約1540万(4800×3200)画素 、S1(スモール1):約810万(3472×2320)画素、 S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素 、RAW(ロウ)/C-RAW :約3230万(6960×4640)画素
スロット数シングルスロット

オートフォーカス

AF方式専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式
フォーカスポイント45点
検出範囲EV-3~18
フォーカス備考瞳AF

シャッター

シャッター形式電子制御式、フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード1/8000~30秒
連写速度ファインダー時:最高約10コマ/秒、モニター時:最高約11コマ/秒
連続撮影可能枚数RAW:約24枚

露出制御

撮影感度ISO100~25600
測光方式約22万画素RGB+IR測光センサーによるTTL開放測光
測光モード評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光

ファインダー

ファインダー形式ペンタプリズム
視野率上下左右とも約100%
倍率約0.95倍

モニター

可動・タッチパネルタッチパネル対応、バリアングル方式
画面サイズ/ドット数3.0型・約104万ドット

動画撮影

4K4K(3840x2160) 30p
フルHDフルHD(1920×1080)60p

ネットワーク

WI-Fi
Bluetooth

その他

使用可能温度0℃~+40℃
使用可能湿度85%以下
発売日2019-09-20