「CANON EOS Kiss X9i」の詳細情報と9000D、X10、90Dとの違い。

メーカー概要

高機能のファインダーオートフォーカス性能が特長の一眼レフKiss。深めのグリップで安心のホールド感を得られます。

引用:キヤノン製品情報

「CANON EOS Kiss X9i」の特徴について

「EOS Kiss X9i」の立ち位置について

一眼レフ

エントリー

「EOS Kiss X9i」はエントリー機ですが、「EOS Kiss X9」や「EOS Kiss X90」と比べれば、上の性能となっています。ちょっといいエントリー機という感じです。ただし、現在では旧モデルとなっています。2020年に発売された「EOS X10i」が後続モデルです。

ちなみに、「9000D」が兄弟機という位置付け、上位モデルには「90D」がラインナップされています。

「EOS Kiss X9i」のボディーについて

質量
532g

防塵防滴
×

手ぶれ補正
×

タッチパネル

モニター
バリアングル

水準器

フラッシュ
内蔵:○

「EOS Kiss X9i」は重さ532gです。そこまで軽量ではありません。モニターはバリアングルでタッチパネル対応。防塵防滴ではありません。

そして、電子水準器の表示が可能です(ファインダーでも表示は異なりますが表示可能)。このクラス以上のカメラから搭載されています。

CANON EOS Kiss X9iの詳細情報と9000D、X10、90Dとの違い。

これがあると本当に便利。

「EOS Kiss X9i」のセンサーについて

有効画素数
2420万画素

ISO感度
100-25600

DIGIC 7

「EOS Kiss X9i」は2420万画素のセンサーを搭載しています。エントリーモデルのカメラですが、画質的には上位モデルと殆ど変わりません。十分に高画質です。画像処理エンジンは「DIGIC 7」で、これは最新ではありません。

「EOS Kiss X9i」の連写性能について

最高連写
6コマ/秒

「EOS Kiss X9i」の連写は6コマ/秒です。そこそこ速いと言えます。バッファーについても約21枚(RAW)ということなので、多いとは言えませんが、必要十分な性能かと思います。

「EOS Kiss X9i」のAF性能について

AFポイント
45点

「EOS Kiss X9i」は45点のAFセンサーを搭載。ファインダー内の広範囲に配置されているので、画面の端にいる被写体へのピント合わせがよりスムーズ、また全てクロスセンサーという精度の高いセンサーになっているので、AF追従性も向上し動きまわる子どもにも素早くピントを合わせられます。この点が下位機との大きな違いです。また、ライブビュー撮影でもキヤノン独自の「デュアルピクセル CMOS AF」により高速です。

「EOS Kiss X9i」の動画性能について

4K動画
×

フルHD

「EOS Kiss X9i」はFull HD(1920×1080)60pの滑らかで高繊細な動画撮影が可能です。最長記録時間は29分59秒。

「EOS Kiss X9i」のネットワークについて

Wi-Fi

Bluetooth

「EOS Kiss X9i」はWi-FiやBluetoothに対応し、常にスマホと接続された状態を実現しています。専用のアプリケーション「Camera Connect」を使うことで、写真や動画をBluetoothやWi-Fi経由ですぐにスマホに転送可能です。いつでもすぐにSNSなどでシェアできます。さらに、スマホの画面で構図を確認しながら撮影が楽しめる「リモートライブビュー撮影」も可能。自撮りや集合写真の撮影に便利です。

「EOS Kiss X9i」と「EOS 9000D」との違い

「EOS Kiss X9i」と「EOS 9000D」との違いは、外装(操作性)のみの違いとなっているようです。センサー性能、AF性能などの中身は同じ。

まず、「EOS 9000D」の右肩には表示パネル(サブ液晶)がありますが、「EOS Kiss X9i」にはありません(左が「EOS 9000D」、右が「EOS Kiss X9i」)。

CANON EOS Kiss X9iの詳細情報と9000D、X10、90Dとの違い。

「EOS 9000D」はシャッター速度、絞り、ISO感度、撮影可能枚数、露出補正量をすぐに確認できるので視野性が良いです。

さらに、「EOS 9000D」は背面右下のサブ電子ダイヤルが追加されています(左が「EOS 9000D」、右が「EOS Kiss X9i」)。

CANON EOS Kiss X9iの詳細情報と9000D、X10、90Dとの違い。

「EOS Kiss X9i」は「電子ダイヤル」がシャッターボタン上部に1つだけですが、「EOS 9000D」は2箇所に電子ダイヤルがあるので、より素早い操作が可能となっています。また、「EOS 9000D」は背面右上に「AF-ON」ボタンも追加されてる。

と言うように、「EOS Kiss X9i」と「EOS 9000D」は、性能的には同じになっていますが、操作性の点で大きく異なっています。「EOS 9000D」の方がより本格的な使用に向いていますね。「EOS Kiss X9i」はシンプルで簡単操作です。

「EOS Kiss X9i」と下位機「EOS Kiss X10」との違い

下位機である「EOS Kiss X10」との主な違いは以下の通りです。

  • 大きさ重さ
  • 画像処理エンジン
  • AF性能
  • 連写性能
  • 動画性能

「EOS Kiss X9i」の方が上位機ですが、発売時期がX10よりも古いために、下位機の「EOS Kiss X10」と性能が逆転している部分があります。

大きさ重さ

「EOS Kiss X9i」は532gですが、「EOS Kiss X10」は449gで、前者の方が83gほど重いです。これは体感的にも差が出るかと思います。

大きさについても差があります(左が「EOS Kiss X10」、右が「EOS Kiss X9i」)。

CANON EOS Kiss X9iの詳細情報と9000D、X10、90Dとの違い。

「EOS Kiss X9i」は約131.0(幅)×99.9(高さ)×76.2(奥行)mm、「EOS Kiss X10」は約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mmで、比べると「EOS Kiss X9i」の方が大きいですね。

画像処理エンジン

「EOS Kiss X9i」はDIGIC 7ですが、「EOS Kiss X10」はDIGIC 8を搭載しています。後者の方が新しい。「EOS Kiss X9i」は2007年発売、「EOS Kiss X10」は2019年発売なので、その差ですね。最新の画像処理エンジンの方が、ノイズ処理やホワイトバランス調整などに優位と言われています。

AF性能

「EOS Kiss X9i」は45点のAFセンサーを採用、一方で「EOS Kiss X10」は9点なので、上位機の「EOS Kiss X9i」の方がAF性能は良好です。動く被写体でもAF追従しやすい。ただし、これはファインダーを使った時で、モニターを使ったライブビュー撮影では状況が変わります。

ライブビューでのAF性能は下位機の「EOS Kiss X10」の方が優れています。「EOS Kiss X10」はセンサー面の横約88%・縦約100%のエリアでフォーカス可能、測距輝度範囲もEV−4~18ですが、「EOS Kiss X9i」は横約80%・縦約80%のエリアで、測距輝度範囲はEV−2~18です。また、「EOS Kiss X10」は瞳を検出してフォーカスすることも可能です。

ファインダーを使った撮影か、ライブビューでの撮影かで、AF性能が逆転するようですね。ただし、「EOS Kiss X9i」は電子水準器を使えますが、「EOS Kiss X10」はこれが使えません。

連写性能

「EOS Kiss X9i」は6コマ/秒、バッファーも約21枚(RAW)ありますが、「EOS Kiss X10」は5コマ/秒、バッファーは約10枚(RAW)です。特に、「EOS Kiss X10」と比べて「EOS Kiss X9i」は連写で息切れしにくくなっています。

動画性能

「EOS Kiss X9i」はフルHDまでの動画撮影でしたが、「EOS Kiss X10」は4K動画が撮れます。下位機ながら新しい「EOS Kiss X10」の方が性能が良いですね。また、「EOS Kiss X10」は4K動画から静止画を切り出すことも可能です(800万画素)。これも便利な機能かと思います。

「EOS Kiss X9i」と上位機「EOS 90D」との違い

上位機である「EOS 90D」との主な違いついては、主要な点に絞ってまとめたいと思います。

  • ボディの性能
  • 画素数
  • 連写性能
  • AF性能
  • 動画性能

ボディの性能

「EOS 90D」のボディは防塵防滴で気候耐性が高いです。雨や雪で濡れても安心して撮影できます。一方で、「EOS Kiss X9i」は防塵防滴ではないので、ある程度気を付ける必要があるでしょう。

また、ファインダーも「EOS 90D」はプリズム採用で明るくクリア、視野率100%・ファインダー倍率0.95倍で広く見やすいです。一方で、「EOS Kiss X9i」はミラー採用でプリズムほど明るくクリアではありません。また、視野率95%・ファインダー倍率0.82倍なので、写真となる範囲が全て確認できず、またやや狭く見えます。

それから「EOS Kiss X9i」には右肩に表示パネルがありません。なので、設定の確認がちょっと不便です。やはりボディー性能は上位機「EOS 90D」の方が上ですね。

ただし、「EOS 90D」は701gなのに対し、X9iは532gなので、後者の方が軽量コンパクト。

画素数

「EOS 90D」が3250万画素なのに対し、「EOS Kiss X9i」は2420万画素なので、写真の解像感に差が出ます。画像処理エンジンもDIGIC8とDIGIC7で差があるので、ノイズ耐性などの違いもあるかもしれませんね。

連写性能

「EOS 90D」は最高連写10コマ/秒(ライブビューでは11コマ/秒)なのに対し、「EOS Kiss X9i」は最高連写6コマ/秒(ライブビューでは3.5コマ/秒)なので、速度が全然違います。「EOS 90D」の方が高速連写で瞬間を逃しにくいです。

AF性能

オールクロス45点AFセンサー搭載という点は全て同じですが、ライブビューでのAF性能が大きく異なります。

「EOS 90D」は画面の約88%×約100%の領域で、5481ポジションからAFエリアを選べAF可能、そして低輝度撮影限界性能はEV-5です。これに対し、「EOS Kiss X9i」は横約80%・縦約80%のエリアで、低輝度撮影限界性能はEV-2です。「EOS 90D」の方がAFの自由度が高く、暗所にも強い。

また、「EOS 90D」は瞳AFが使えますが、「EOS Kiss X9i」は使えません。

動画性能

「EOS 90D」は4K動画に対応していますが、「EOS Kiss X9i」はフルHDのみです。

ライバルカメラ

仕様

基本仕様

タイプ一眼レフ
マウントEFマウント
寸法約131.0(幅)×99.9(高さ)×76.2(奥行)mm
質量
(バッテリーとメモリカードを含む)
約532g
防塵防滴×
ボディ内手ブレ補正×
水準器
内蔵フラッシュ
バッテリー寿命ファインダー撮影:常温(+23℃)約600枚/低温(0℃)約550枚

センサー

センサーサイズAPS-C
センサー備考-
有効画素数2420万画素
ローパスフィルターあり
画像処理エンジンDIGIC 7

静止画記録形式

記録メディアSD/SDHC/SDXCメモリーカード
画像ファイル形式JPEG、RAW(14bit、キヤノン独自)
記録画素数L(ラージ):2400万(6000×4000)画素、 M(ミドル):約1060万(3984×2656)画素、 S1(スモール1):約590万(2976×1984)画素、 S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素、 RAW(ロウ):2400万(6000×4000)画素、 C-RAW(ロウ):2400万(6000×4000)画素
スロット数シングルスロット

オートフォーカス

AF方式専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式
フォーカスポイント最大45点
検出範囲EV−3~18
フォーカス備考-

シャッター

シャッター形式電子制御式、フォーカルプレーンシャッター
シャッタースピード1/4000~30秒
連写速度最高約6.0コマ/秒
連続撮影可能枚数RAW:約21枚

露出制御

撮影感度ISO 100~12800
測光方式約7560画素RGB+IR測光センサーによる63分割TTL開放測光
測光モード評価測光、部分測光、スポット測光、中央部重点平均測光

ファインダー

ファインダー形式ペンタミラー
視野率上下左右とも約95%
倍率約0.82倍

モニター

可動・タッチパネルタッチパネル対応、バリアングル方式
画面サイズ/ドット数3.0型、約104万ドット

動画撮影

4K×
フルHDFull HD(1920×1080)60p

ネットワーク

WI-Fi
Bluetooth

その他

使用可能温度0℃~40℃
使用可能湿度85%以下(結露しないこと)
発売日2017-04-07